北アルプス奥穂高岳のザイテングラードで7月23日午前11時半すぎ、埼玉県川越市在住の高校1年生(16歳)の女子生徒が下山中に滑落した。生徒は高校山岳部の一員で、顧問らと20人のパーティーで4泊5日の登山中だった。同行者の通報を受け、警察ヘリが出動し救助、松本市内の病院へ搬送されたが、足などを骨折する大けがを負った。当時、一行は奥穂高岳から涸沢へ向かっていた。

高校生が標高約2750メートルの険しい山域で大けがをする事故は、単なる不運で片付けてはいけない。奥穂高岳のような高度な登山技術を求められる場所に、16歳の生徒を含む大人数の団体が入る以上、安全管理の責任は極めて重い。問題は「山だから危険」で終わらせることではなく、経験や体力、天候判断、引率体制を十分に検証する仕組みがあるかどうかだ。
学校の山岳活動では、参加者の技能確認を徹底し、難易度に応じたルート選定を行うべきだ。
また、顧問だけに責任を集中させず、専門ガイドや登山経験者との連携、安全教育の強化、緊急時対応訓練の義務化も必要だ。
自然への挑戦は素晴らしい。しかし、無謀を「青春」と呼ぶ時代は終わった。命を守る準備こそ、本当の登山文化である。挑戦する心より先に、帰るための責任を育てるべきだ。
ネットからのコメント
1、ザイテングラード、どんなベテランでもたまたまつまずけば即滑落。奥穂高下山中と書かれているからかなりレベルのある登山部の方々なんだろうが、遭難の殆どは下山で起こる。自分も気を引き締めて登山を楽しもうと思う。一刻も早いご回復お祈り申し上げます。
2、高校山岳部の1年生じゃ、こういっては何だけど初心者級だろうし、山岳部で教わっているとはいえ、しかたがないかな。人によっては初めての登山経験から4ケ月目かもしれないし、体力もそれほどどまだついていないかもしれない。安全にといっても、難しい面はあるのかな。
3、北アルプスは景色が素晴らしい反面、実は国内でも難易度の非常に高い山域です。夏山シーズンでも岩場や急斜面では、一瞬のバランスの崩れや足元のミスが大きな事故につながります。
今回は命に別状がなかったことが何よりでした。高校の山岳部は貴重な経験ができる活動ですが、経験や体力には個人差があります。20人という大人数で行動する場合は、先頭や最後尾だけでなく、隊列全体への目配りや危険箇所でのサポートなど、安全管理の難しさも増します。登山は自然の中へ自ら入っていく以上、基本は自己責任という考え方があります。ただ、その自己責任とは「事故が起きても仕方ない」という意味ではありません。事前の体力づくりや装備の確認、危険を感じたら引き返す判断など、自分の命を守るための責任でもあります。
4、ザイテングラード20年以上前に登りました穂高山荘で1週間診療所にいました下りは岐阜県側に降りましたがあの星空と山荘から見る朝日と白山に落ちる夕陽 忘れられないです登りは怖かった記憶はありませんが下りやはり大変でしょうね今回滑落怖かったでしょうがそれくらいの怪我で済んでよかったワタシはしっかり治して練習してまた登山 みんなで楽しんで欲しいと思う
引用元:https://news.yahoo.co.jp/articles/c62c539244627b347b90f170dedf845d4bd30627,記事の削除・修正依頼などのご相談は、下記のメールアドレスまでお気軽にお問い合わせください。[email protected]