6月23日、ダスキンは清掃用具のレンタル・販売を手がける連結子会社「ダスキン上海」の解散を決議した。2006年に中国でのダストコントロール事業を目的に設立されたが、コロナ禍以降の市場環境の変化で事業が厳しくなり、レンタル事業の大幅な拡大は困難と判断。8月の清算終了を予定し、連結業績への影響は軽微としている。
2006年に中国市場へ進出し、約20年近く事業を続けた末の撤退は、単なる一子会社の整理ではない。コロナ禍以降の市場環境の変化を背景に、レンタル型のダストコントロール事業を大きく伸ばせないと判断した以上、中国市場で日本式のサービスモデルを定着させる難しさが浮き彫りになった。問題の本質は、進出後の市場変化をいかに早く捉え、現地の消費習慣や価格競争、事業コストに合わせてモデルを再設計できるかだ。今後は①現地需要を継続的に検証する仕組みを強化する、②撤退基準と事業転換の判断を早期に設定する、③現地企業との提携やデジタル化で固定費を抑える、という対策が必要だ。海外進出は「出れば勝ち」ではなく、変化に適応できなければ撤退も経営の一部。
約20年の挑戦を教訓に変えられる企業こそ、次の市場で勝てる。
ネットからのコメント
1、中国市場は魅力が大きいと言われる反面、事業環境の変化が急激で、長期的な計画を立てる難しさもあります。今回のダスキンの判断も、採算だけでなく、将来性まで含めて見直した結果なのでしょう。20年近く続けてきた事業を終了する決断は簡単ではなかったはずです。近年は景気の減速や消費者の節約志向、人件費の上昇など、中国で事業を続けるハードルが以前より高くなっていると指摘されています。加えて、海外企業を取り巻く制度やビジネス環境が変化するリスクも無視できません。
2、懸命な判断だと思います。後に続く企業がドンドン出て欲しいものです。共産党の思惑や金ペイへの忖度でカンタンに他国民を拘束するような国で、安心してビジネスをしたり社員とその家族をおいておくことなど出来ないですよ。
3、ついにダスキンも中国から引退ですか。2006年の設立から約20年も頑張っていたのに時代の変化を感じます。今回の撤退理由として現地企業のコスト削減による解約増加が挙げられていますが、もう一つ大きな背景があります。
それは中国の床事情です。中国のオフィスや住宅は日本と違ってタイルや石材の床が主流です。そのため日本で大ヒットした化学雑巾やモップを定期レンタルする文化自体が、そもそも根付きにくかったという構造的な弱点もありました。今回の解散で損失は出ますが連結業績への影響は軽微とのこと。傷が浅いうちに選択と集中で撤退を決めたのは経営判断としては正解かもしれません。今後は成長が見込める台湾やベトナムなどのアジア圏に経営資源を集中させるそうなので、そちらの展開に期待ですね。
4、「中国の人口は日本の10倍以上だから利益も日本の10倍以上」なんて浅はかな考えで進出し、投資したものをすべて失う。このパターンで多くの企業が中国から撤退しました。いいかげん、あの国に投資するのは止めましょう。
引用元:https://news.yahoo.co.jp/articles/ea2cb509534e17be212823ad1ee030507a4dbe2e,記事の削除・修正依頼などのご相談は、下記のメールアドレスまでお気軽にお問い合わせください。[email protected]