ことし4月、神奈川県川崎市のJFEスチール東日本製鉄所で、クレーン解体工事中に約35メートルの高さからおもりが落下し、作業員5人が転落した。3人が死亡、1人が行方不明となり、3か月以上の捜索後、今月17日に水深約17メートルのがれきから遺体を発見。41歳の田村優一さんと判明し、死因は外傷性心破裂だった。

35メートルの高さで、作業員がおもりの上にいて、そのまま5人が転落する。これは「不運な事故」という言葉で片づけてはいけない。命を預かる現場で、落下物、足場、作業手順、退避管理のどこかが破綻していた可能性がある。問題の本質は、危険作業を請け負い構造の中で下へ下へ押しつけ、現場の経験と根性で埋めさせる体質にある。必要なのは、第一に解体計画と荷重計算を第三者が事前審査する仕組み。第二に、高所・海上作業では作業員の立入範囲をセンサーや監視員で二重管理すること。
第三に、元請けと発注側を含めた安全責任を明文化し、違反時は営業停止や入札制限まで科すこと。犠牲者の名前だけが残り、責任の所在がぼやける社会であってはならない。利益のために安全を削る現場は、ものづくりではなく人命の消耗でしかない。
ネットからのコメント
1、事故から3か月以上が経ち、ようやく身元が判明されたことはご遺族にとっても無念の中の一区切りかもしれませんが、本当に痛ましく心が痛みます。35メートルの高所でのおもり落下、そして5人もの作業員が巻き込まれて4人が命を落とすというのは、単なる不注意で片付けられる規模の事故ではありません。現場の安全管理体制に問題がなかったのか、二度と同じような惨事を繰り返さないためにも元請け・下請けを含めた徹底的な検証が不可欠です。
2、まずは海から戻ってこれたこと、ようやくご家族の元に帰られること良かったと思います。でも、本当ならただいまって言ってお家に帰りたかっただろうし、本当に無念だと思います。現場作業は本当に危険が伴うし、自分の家族には工場勤務や自衛隊所属の者がいるので毎日顔を合わせたり、連絡できるのは当たり前ではないのだとこういった事故を見ていつも感じております。
原因究明と再発防止策の徹底を実行していただきたい。
3、ウエイトの重量と作業を行う高さを慎重に考慮すれば、この様な工法は行わないでしょう。やはりクレーンで吊り下ろすのが最善でしたね。事故発生時に同様の書き込みしたところ叩かれましたが、どんな作業であれ作業員の安全を最優先に工程を組んでもらいたい。改めて不幸にして、亡くなられた方々のご冥福を御祈りします。
4、そもそも高所で大きい重りを崩す時点で問題外の作業です。工事発注会社と下請け会社に、高額な罰金か営業活動1年間禁止等の重い処分が必要です。
引用元:https://news.yahoo.co.jp/articles/c4c39d21954540a6f266d0fede3e4389bee72794,記事の削除・修正依頼などのご相談は、下記のメールアドレスまでお気軽にお問い合わせください。[email protected]