7月15日、X上で「壁打ちの機会を頂きたい」という目上の相手への相談表現をめぐる投稿が話題となった。有名私立大学の准教授が、この表現を失礼だと指摘し、「壁打ちなら1人で」と発言。投稿は4日で表示回数250万超となり、敬意ある言葉遣いや世代間の価値観を巡って賛否が分かれた。

今回の騒動は、単なる言葉遣いの問題を超え、相手への敬意と対話の姿勢が問われた事例だ。「壁打ち」という表現に違和感を持つ人がいる以上、立場や関係性を考えず使うのは配慮不足である。一方で、若者を「自信過剰」と決めつけて公開の場で攻撃することも、健全な教育や対話とは言えない。問題の本質は、言葉の流行ではなく、相手の意図を確認せず人格批判へ飛躍する風潮にある。改善には、①依頼時は「意見を伺いたい」など相手を尊重する表現を選ぶ、②違和感があれば本人に直接伝える、③組織内で世代や立場を超えた言葉の共有を進めることが必要だ。
配慮なき正論は人を傷つけ、理解なき批判は社会を分断する。言葉を武器にするのではなく、相手を理解するために使う社会こそ成熟した社会である。小さな表現の違いを争いの種にするのではなく、互いの未熟さを補い合う姿勢こそ、信頼を築く第一歩になる。
ネットからのコメント
1、「壁打ち」という言葉に違和感があるのは、比喩としての構造が、実状と乖離しているからだと思います。本来の壁打ちは、壁に向かって一方的に打ち返す行為であり壁は反応しません。しかし記事中の「壁打ち」は、相手に話を聞いてもらい、意見や反応を得て思考を整理する行為を指します。つまり、本来は“相手がいない行為”を、相手が不可欠な行為に使っており、比喩としての整合性が薄いのです。そのズレが、「自分を壁扱いしているのか」という受け止めや、言いようのない不愉快さに繋がるのだと思います。加えて、「壁打ち」は特定業界の用語に過ぎません。広く共有されていない比喩を使われれば、違和感が生じるのは当然だと思います。
2、壁打ちって言葉を選ぶ時点でダメ。
実質的にはこうなんだ、こういう意図なんだと言ったところで、だとしたら壁打ちという言葉と合ってないんだよね。壁打ちが存在するスポーツに例えるとしても、求めてるものはラリーなわけなのになんで壁打ちになってしまうのか。
3、初めて聞いた、という方もいらっしゃいますが、ビジネススクールとかスタートアップ界隈ではよく使われる用語です。いわゆる意識高い系の人が使う印象です。個人的には好きな用語ではないですけどね。テニスでも壁打ちは練習方法のひとつではあるけど、絶対的な上達法ではないんですよね。壁打ちで上手くなったというプロも昔はいましたが(ちゃんとコーチがつくエリート化が進んだ現代だとあまり聞かないですね)。壁には絶対に勝てないですし、球をはね返してくるだけですからワンパターンな練習にしかならず、相手に対して有効なショットが打てているか確認できませんから本当に基本的なスイング練習以上にはなりません。これはビジネスも同様で顧客はワンパターンな壁ではなく、感情があったり周辺状況で需要が変わったりと、もっと複雑なものです。
個人的には観念的な人が使いたがる用語という印象です(この用語好きな人すみません)
4、これって愚痴をただひたすら聞いてあげるのと似てると思う解決策などは求めてないからただ聞いてほしいと言われるけど、それなら本当に壁に向かって話してほしいかな聞くだけでもそれなりの時間と労力を食うわけで、それを分かった上での頼み方があると思う
引用元:https://news.yahoo.co.jp/articles/6c84078bb851ace1982d86db0d850f98a594aab9,記事の削除・修正依頼などのご相談は、下記のメールアドレスまでお気軽にお問い合わせください。[email protected]