事件概要:
1月23日に放送されたバラエティ番組『探偵!ナイトスクープ』(ABCテレビ)では、6人兄弟の長男(12歳)が「長男を1日代わってほしい」と依頼した内容が取り上げられました。番組では、お笑い芸人「霜降り明星」のひとり、せいやさんが兄弟5人の世話を代行しました。しかし、長男が日常的にご飯の準備、洗濯物の片付け、おむつ替えを担い、友達と遊べる時間が週1〜2回程度だと明かしたことで、「ヤングケアラーではないか」という指摘が相次ぎ、母親への批判が激化しました。この影響で番組は26日までに配信停止となり、SNS上では議論が活発化しています。

コメント:
この件は、日本社会全体の子どもの育成環境に対する認識不足を突きつけた問題です。
12歳の子どもが、大人並みの家事負担を強いられている状況は、遊びや学びを通じて成長する権利を奪われていると言わざるを得ません。番組制作時に、その背景についての十分な配慮が欠けていたことも見過ごせない点です。
根本的な課題は、日本社会が「家庭の事情」に深く介入することを躊躇してきた文化にあります。とりわけヤングケアラーの問題は、当事者が問題を自覚しないことや、周囲がそれを「美徳」と見る風潮によって放置されがちです。子どもの声を受け止め、家庭の枠を超えた専門的支援が必要です。
解決策として、まず制度的にヤングケアラー支援の整備を強化し、子ども家庭庁を中心に全国規模で相談窓口の認知を広げるべきです。また、学校や地域を挙げて早期に問題を察知し、適切な支援につなぐ仕組みが求められます。そしてメディアは、問題の本質を知らないままコンテンツ化することなく、課題を可視化し解決への議論を促す役割に全力を注ぐべきです。
この問題は、子どもが健やかに成長できる社会を構築するという、大人全体の責任を問われる一例です。
従来の価値観を見直し、子どもが本来享受すべき権利と幸福を尊重する社会へ転換する機会と捉えるべきではないでしょうか。
ネットからのコメント
1、去年、隣町の飲食店に入った時の話ですが、出てきた店員が子どもでした。しかも、どう見ても小学生。「ただいま満席ですので~」とか接客も慣れた様子どころか完璧だった。それから半年ほどして同じ店で、その子がいました。眺めていると厨房に入っての皿洗いから接客と会計、お運びもしていました。大人顔負けの様子に感心しながらも、一方で子どもが働いている現実があってモヤモヤしました。バイト一人雇えば、あの子は勉強できたり遊ぶ時間が出来るだろうにと思いました。でも、おそらくこれがあの子にとっての日常であり「普通」なのでしょう。「ヤングケアラー」と「お手伝い」の違いは、一言で片付けられるものではないと思います。
2、程度にもよるが子どもに手助けしてもらうのはお手伝いだと思うけど、依存になるとヤングケアラーになるかなと思う。こちらの件については長男一人に負担がのしかかってることでお手伝いの範囲を越えてるように感じた。
長男がお手伝いを始めた(させられた)年齢に下の兄弟たちはすでに達しているはずだから下の子たちだってお手伝いできるはず。みんなで協力できればいいのにね。
3、どんなに毒親でも子供から見て「親を切り捨てる」選択ってなかなかできないものだと思うだから毒親は調子に乗って子供にさらに負担をかけ続けるという良くないスパイラルが起きてるんだと思う家庭内の問題に行政は切り込めないから相談先もなかなか難しいところもありますよね
4、ヤングケアラーとお手伝いの線引って難しい。でも、今回の場合は、例え自ら進んで手伝いをしているにしても、「友だちともっと遊びたい」「長男を変わってほしい」と感じている小学校6年生の男の子がいるということは事実なわけで。例えテレビの演出で誇張されていたとしても、なにかしら困っている子どもがいることは確かなので、どうにかしてあげてほしい。また、親に対しての誹謗中傷は良くないことは分かるし、親を攻撃することによって子どもたちがさらに困難な状況に陥る可能性も考えるとやりすぎは良くないのも分かる。
ただ、今回の親のSNSなどを見ると子どもに対する考え方に問題がある人なのでそのまま放置するのも問題じゃない?と思ってしまう。
引用元:https://news.yahoo.co.jp/articles/a79df6b87c156fd440f7c275ef95bf78fbcb3a94,記事の削除・修正依頼などのご相談は、下記のメールアドレスまでお気軽にお問い合わせください。[email protected]