今年5月、大阪・関西万博をきっかけに「エスカレーターの片側空け」問題が再燃した。エスカレーター本来の安全性を考慮し、両側に立つ利用法が推奨され、著名人やメディアがこの話題を支持。しかし、年末の東京では依然として片側に寄った光景が見られる。名古屋市は条例を制定し、利用者の理解向上を図ったものの、その効果は限定的で、片側空けの慣習は根強い。
福岡市では最新技術を用いてマナー改善を図っているが、市民の反応は多様だ。

エスカレーターの片側空け問題は、いまだに多くの地域で改善を必要としている。エスカレーターの歩行が日常化している現状は、公共の安全を脅かすだけでなく、効率面でも非効率的ということを見過ごしてはならない。制度の欠陥が浮き彫りになっている中、解決には具体的な行動が求められる。まず第一に、全国規模での法律や条例の統一化が必要だ。現在の状況では、個別の都市が独自に動いているに過ぎず、統一したルールがないため、混乱が続いている。次に、安全を重視した教育キャンペーンを展開し、利用者の意識を変えることが急務である。第三に、AIやセンサー技術を利用して、エスカレーターでの歩行を検知し、即時注意喚起を行うことで、問題の直接対策として効果的である。
公共の安全を犠牲にする現行の習慣は、早急に改められるべきであり、その実行には一貫した努力が重要となる。エスカレーター利用の変化を起こすことで、社会全体の安全が保たれ、多くの人々が安心して公共交通機関を利用できる未来が期待される。
ネットからのコメント
1、忙しい東京の朝の駅を使えば分かる。片側空けが、みんなのニーズにあっているから誰も辞めないんだよ。何年か前、東京駅でも片側空けを辞めよう、と人がエスカレータの横に立って声をかけていたけど、みんなその目の前を無視して歩いていたよ。それが混んでいる駅で、トラブルにならないための最善だからね。どっかり2列で立って居たら、急ぐ人が後ろでイライラしてるのが分かるし、エスカレータから降りるときに押される勢いで追い抜かれる。急いでないなら左側に立って、急ぐ人を先に通した方が安心だから
2、私は空いてる方に必ず止まってエスカレーターを乗るようにしています。理由はええ歳したオッサンで文句を言いづらい雰囲気と自覚してるのと、何よりエスカレーターの止まり乗りを普及させたいからです。多分若い方や特に女性はご本人的に止まりたいと思っても知らない人の背後からの無言のプレッシャーに耐えれず歩いてる方も少なくないのでは?と考えます。
設置主もエレベーターの手すり等視認部にもっと止まって乗るよう啓蒙すべきです。草の根運動ですがオッサンは頑張ります。
3、これ法律で規制でもしない限りエスカレーターでは止まれ、急ぐ人は階段へ、なんて絶対に定着しない。大阪万博では日本のいろんな地方から人がきて、右で止まる人と左で止まる人が混在していたからこそ左右で人は止まっていたのではないでしょうか。本気でやるなら法律でちゃんと規制して下さい。そうすれば最も効率的な人の流れが作れるし、何より安全です。安全である事は高齢者社会を迎えている日本にとってとても大切なことです。
4、結局のところ、片側空けでも誰も困らないからなんでしょうね。自分は荷物が無くて片側が空いてたら、歩いて登るし、頂上付近では怖いので止まります。荷物が多かったり片側が空いてなかったりしたら、ふつうに後ろに並んで止まって上まで行きますが、前が詰まっていても不満に思うこともないです。そんな人が大半で、なんやかんや上手くまわってるんじゃなんじゃないですかね。
引用元:https://news.yahoo.co.jp/articles/e2b966fe90caf7992e59cbfd91de38fcbf67c285,記事の削除・修正依頼などのご相談は、下記のメールアドレスまでお気軽にお問い合わせください。[email protected]