ジャパンバレーボールリーグ（JVL）は、2023年10月17日にSVリーグ2部に相当するVリーグの運営を今季限りで終了し、来季は試合を開催しないことを発表しました。これは前日の理事会で決定されたもので、SVリーグの発足に伴い法人を分割し、トップリーグはSVリーグ、新VリーグはJVLが運営していました。将来的に世界最高峰を目指すSVリーグは、新たにSVグロース（SVG）という新2部を来季発足します。

旧Vリーグのチームは、多くがSVGに所属し、SVリーグを目指して基盤強化を図ります。JVLは現行方式でのVリーグ開催を終了し、今後のあり方について検討します。アマチュアチームや基盤強化がまだのチームの試合環境は、日本バレーボール協会（JVA）が整備を進める予定です。Vリーグの名称使用もJVAで検討されています。

JVLによるバレーリーグの再編成は、単なる構造の変容に留まらず、数々の課題を浮き彫りにしています。まず、JVLの終了決定は選手やファン、関係者に多大な影響を及ぼします。トップのSVリーグと新たなSVGの発足は、プロとアマチュアの間に明確な線引きを設ける一方で、そこで行き場を失うチームの存在を無視できません。SVGに参入しないアマチュアチームやまだ競技力が足りないチームにとって、試合環境はどう確保されるのか不透明であり、彼らの支援策は急務です。

解決策としては、地域密着型のリーグ再編を導入し、ファン基盤を強化すること。さらに、JVAがアマチュアをサポートするための明確な支援方針と制度設計を早急に確立する必要があります。また、Vリーグの歴史と伝統を維持しつつ、新しい名称のもとでの広報活動も必要です。スポーツは競技力だけでなく、多様な人材が活躍できる場であるべきです。再編はその理念を再確認し、実効性を伴う施策が求められる時期に来ています。

ネットからのコメント

1、バレーのことは好きだけど、この日本の経済状況で下部リーグまで潤沢な運営が出来るかは正直厳しい。SVリーグでさえも経営は厳しいと思う。大きくしたいのは分かるけど、世界的に見てもバレーが大人気で選手年俸何十億円！となる未来は期待できないんですよね。個人的には面白いし、何度も観戦してるけど、冷静に客観的にスポーツ市場見てそう思う。イタリアセリエAでもそんな盛況であらゆる面で充実の運営してるとは言えない。

2、世界最高峰を目指すということで去年から本当に期待していたけど、色々残念過ぎる。各選手や各チームは頑張ってると思うし、努力や改善の姿も非常に見えるし海外のスター選手も増えてきたし、直近約5年で海外から関田・西田・藍・宮浦・佐藤などが日本に帰ってきて本当に嬉しい。

でもすべてSVリーグの運営が色々おかしすぎて本当悔しい。日本は60年代からの古豪でバレーの歴史も長く、長年のVリーグの蓄積や、国際大会の開催数は世界屈指で、今は男女とも強くなってきてて国内外の人気も高く、いい意味で色々土壌はあるからこそ、本当に運営の杜撰さが目に余る。資金面で大変なことはわかるし、余裕があるわけではないけど、海外の主要リーグと比べ決して貧乏リーグでもない。大河さん申し訳ないけどやめてほしいし、賛否はあると思うけど、バスケBリーグのチェアマンの方のような優秀な方に改革してほしい。

3、このチェアマンは大規模なアリーナを強制したり、そこにVIPルームの設置を義務付けたりと、バレーボールより金儲けの方が大切な様子。バレーファンとしては、こんなバレーに愛情が無い人をチェアマンにして、大失敗だったと思う。男子は良いが、女子なんて悲惨そのもの。どこか世界最高峰？世界最高峰の金儲け？V1、V2でやってた時の方がまだ活気があった。金儲けより選手の育成、バレー人口の拡大が最優先。今の各チーム固定化されたファンからカネを搾り取るシステムをやめて、もっと有力な選手を育成し、一見の客が喜んで金を払って来てくれる努力をすべき。

無料招待を入れても1000人にも満たないチームが散見され、悲しすぎる。選手が育てば、ファンも増える。即刻、チェアマンを解任し、運営方針を選手やファンが最優先の運営方針に改めるべき。今のままでは、下位チームや選手、ファンは幸せになれない。

4、SVリーグを２部制にしてもいいが、問題は、チーム間で力の差がありすぎると、ほんとにつまらない。　　やるまえから、結果もわかるし、ストレート勝ちばかり。　プロ野球のように、ドラフト会議や、指名が、かさなれば、くじ引きで決めるとか、工夫して、有望選手を各チームに、バラけさせないと。