アメリカ軍は7日、イランがホルムズ海峡を航行中の3隻の商船を攻撃したとして、対抗措置となる攻撃を実施した。米中央軍は今回の行動について、船舶攻撃は停戦合意への違反であり「大きな代償を科す」と表明した。米財務省もイラン産原油販売を一時認めていた制裁緩和措置を取り消した。一方、イラン側は南部ホルムズガーン州のバンダルアッバス、シリク、ゲシュム島で複数回の爆発音を確認したと報じ、米国による覚書違反だとして対抗措置を示唆した。

今回の事態は、国際航路の安全をめぐる深刻な緊張が、軍事報復の連鎖へ発展している危険な状況だ。商船への攻撃が許されない行為である一方、軍事力による報復が新たな衝突を生み、地域全体を不安定化させる構図も見過ごせない。問題の本質は、航行の安全を守る国際的な仕組みが十分機能せず、各国が武力と制裁を交渉手段として利用している点にある。
必要なのは、①第三者機関による航路監視体制の強化、②軍事衝突を防ぐ直接対話ルートの常設化、③制裁と緩和措置の明確な条件設定による外交的解決の促進だ。力で相手を屈服させる政治は、一時的な勝利を生んでも平和を築けない。守るべきなのは国家の面子ではなく、無関係な人々の安全と世界の安定である。真の強さとは攻撃能力ではなく、衝突を防ぐ知恵を持つことだ。
ネットからのコメント
1、前回イランを石器時代に戻すとトランプが言ったときはイランに同情的な国も多かったが、今回のような革命防衛隊の無差別な攻撃が今後も行われればイランを非難する国も増えてきて、場合によってはNATOが部分的な軍事支援を行うかもしれないと思った。
2、イランの穏健派が幾らアメリカと交渉しても、イランの実権のかなりの部分を握っているといわれる革命防衛隊が独自の行動に出ている状況ではいずれこう成るとは思っていました。革命防衛隊が壊滅するまで攻撃の応酬は終わらないのでしょうね。
3、ホルムズ海峡は世界のエネルギー輸送の要所であり、ここで軍事的な応酬が続けば、原油価格の上昇や物流への影響など、世界中の暮らしに影響が出かねません。
商船への攻撃など許されることではありませんし、報復の応酬がさらに緊張を高めることも心配です。これ以上被害が広がらないよう、外交による事態の沈静化を最優先にしてほしいです。
4、大きな問題点は、イランという国は一つでも政治的・軍事的権力を持つ組織は複数あるということです。仮に米国とイラン政府が完全合意に至ったとしても、全ての組織とその末端にまで意思統一が徹底されることは難しいでしょう。結局真の相手が誰なのかハッキリしない、混沌とした戦いなんです。将棋で言えばどの駒が王様か解らない、だから目標も終わりも見えない。
引用元:https://news.yahoo.co.jp/articles/c3683d0591dce9d5f0a686c5206f983ca75508a0,記事の削除・修正依頼などのご相談は、下記のメールアドレスまでお気軽にお問い合わせください。[email protected]