北海道大などの研究グループが2024年1~3月に全国の女性3千人を対象に実施した調査で、25~49歳の既婚女性らの37.8%が不妊を経験したことが7月7日に判明した。WHO基準では12カ月以上妊娠しない状態で、日本は国際推計17.5%の2倍超。第1子出産年齢は1995年の27.5歳から2024年の31.0歳へ上昇した。

不妊経験者が37.8%に達する現実は、個人の努力だけでは片づけられない社会全体の課題である。子どもを望む人が増えても、年齢や経済的不安、仕事との両立の壁によって選択肢が狭められる状況は正常とは言い難い。本質的な問題は、人生設計の多様化に対して、社会制度の整備が追いついていないことだ。必要なのは、①若い世代が将来を選びやすい雇用環境づくり、②不妊検査や治療への経済的支援の拡充、③職場で治療と仕事を両立できる制度の徹底である。
不妊は一部の人だけの問題ではなく、誰もが関わり得る社会課題だ。個人に責任を押しつける社会は弱い。必要なのは、産むか産まないかを尊重しながら、望む人が希望を諦めなくて済む仕組みを作ることだ。少子化を嘆くだけでなく、当事者が抱える現実を直視し、支える社会へ変える覚悟こそ求められている。
ネットからのコメント
1、年齢的に焦り始めて行動してから手遅れになってるんだけど、日本はそのタイミングが国際基準より遅すぎるってのがこのデータだね義務教育の段階でもっとしっかり教えるべきもちろん子供産む産まないかは個人の自由な上で、「知らなくて間に合わなかった」っていうのを無くすことは国として頑張らないと
2、これ、女性のみの問題のように書かれているけれど、実際は男性の精子の問題も大きいと思う。男性も年齢によって精子が劣化してるし、荒れてる食生活やストレスで、日本の若い男性の精子も奇形や元気がないのが多いことが、不妊にも繋がっていること、ちゃんと報道してほしい。
3、やっぱりなぁ。ここまでの少子化が進むと、水面下ではこういった事情なども一定あるのかなと思っていた。
ちなみに、不妊=女性側の問題 ではないということはやっと周知されてきているようだけど、まさに、不妊を訴える夫婦がここまで増えている理由、しかも日本だけがざっくりと2倍っていう数値なら、日本で何が起きているのか調査したほうがいいと思う。
4、20代後半の時点で国際水準を上回っていることが不思議ですね。子どもは誰でも産めるわけではありません。恋愛・出産・子育てを舐めたらダメです。学業や仕事、健康と同じくらい努力と運の上に成り立つものだと思います。
引用元:https://news.yahoo.co.jp/articles/1f0070dafce5f41877b39a54c683244e2ffeea65,記事の削除・修正依頼などのご相談は、下記のメールアドレスまでお気軽にお問い合わせください。[email protected]