インド南部カルナータカ州で、観光客の男性R・バサヴァラジュが、野生ゾウとセルフィーを撮ろうとして重大な事故に遭いました。事件は日曜、寺院近くの立ち入り禁止区域で発生し、男性がニンジンを食べていたゾウに接近。その際、カメラのフラッシュによってゾウが興奮し、男性に突進しました。男性は逃げる途中で転倒し、ゾウに何度も踏まれました。
奇跡的に命は助かったものの、彼は重傷を負い、病院へ搬送されました。更に、森林当局から約2万5000ルピー(約2万8500円)の罰金が課されました。事件の映像がSNSで拡散され、危険な動物接触への批判が高まっています。
この事件は、自然と人間の間の関係性を改めて考えさせられるものでした。男性がゾウに近づいた際の行動は、危険性の認識不足を露呈しています。しかし、一方で野生動物への接近を許す環境があったことも疑問です。この背景には、観光産業が安易に野生動物との距離を忘れ、利益を優先してきたことがあるのではないでしょうか。今後、このような事故を防ぐためには、観光客への厳格な教育と意識向上が必要です。立ち入り禁止区域の標識強化、動物との適切な距離を保つためのガイドライン設置、更には観光地での動物監視と保護体制の見直しも欠かせません。
観光と自然のバランスを取ることが、真の観光のあり方として問われています。これをきっかけに、全ての関係者が自然を尊重し、安全を第一に考える意識改革が必要でしょう。
ネットからのコメント
1、野生動物との距離感を間違えるから色んな事故が起こる。自然と野生動物を軽く見すぎですね。人間の食べ物あげたり食い散らかしたごみをそのまんまにしたり。人が野生に近づきすぎです。そっとして普通に暮らさせてあげましょうよ。
2、ルール違反をした人に対し怪我をしようがきちんと罰金を徴収する、そのきちんとルールを守らせる姿勢は当たり前だが素晴らしいと思う。ルールを守らずに行動した人にも無料で救助をしている日本もこの毅然とした対応を範とすべきじゃないか。
3、…立ち入り禁止区域に無断侵入して、で怒った像に踏まれて怪我したと…良いんじゃないでしょうか。彼が、ルールやマナーを無視してまで欲しがった旅の記念のセルフィーは、彼が緊急搬送されるまでの間、他の観光客や地元民が撮影してくれているはずだよ。罰金は100倍くらいに値上げしても良いと思う。
4、命は助かったということは象は殺すつもりはなく痛めつけるだけのつもりだったということ。象が殺すつもりで踏みつけてたら奇跡は起きない。恐怖を与えて逃がすことで抑止を考えたのかもしれない。パンツもわざと脱がしたかもしれない。象の繊細な足の裏ならむしろそうじゃないと合点がいかない。
引用元:https://news.yahoo.co.jp/articles/a0703e19a3c106a3cfa7b9667cc60909288a4afe,記事の削除・修正依頼などのご相談は、下記のメールアドレスまでお気軽にお問い合わせください。[email protected]