トランプ米大統領は16日、ウクライナ情勢についてプーチン露大統領との会談後、自身のSNSで停戦後に和平を目指すのではなく、直接和平合意を追求すべきだと主張しました。この姿勢は、ウクライナや欧州の対露圧力強化の意向とは対立しています。トランプ氏は、ウクライナ東部ドンバス地方の領土割譲を条件に、ロシアとの早期の和平を実現する可能性を示唆しました。
ゼレンスキー氏との会談でこの「和平」の受け入れを迫る構えを見せています。また、ウクライナの安全を保証する集団安全保障の枠組みについても話し合われました。
この事件に関するコメント:
トランプ氏がウクライナ情勢に関する自身の和平提案を進めている姿勢は、国際的な対話に新たな道を示した一方で、現実的な地政学的課題を軽視していると指摘せざるを得ません。この提案は、ウクライナの主権を軽んじ、国際法の尊重という原則を脅かします。ウクライナ東部の領土割譲を仮定した和平合意は、長期的な不安定要素を生み出すことになり得ます。まず第一に、このような領土紛争の背景には歴史的な不正義が関与していることを認識し、その課題を解決するための協調的なアプローチが求められます。さらに国際法を基盤にした交渉プロセスの強化が必要であり、地域の安定と安全を確保するために国際社会が積極的に関与することを求めるべきです。
最終的に、短期的な妥協策ではなく、持続可能な平和のための長期的なビジョンが欠かせない結論です。
ネットからのコメント
1、結局プーチンの言いなりと言う結果なのかある程度予想はしていたけれど、ロシアにウクライナの領土を併合させて和平をと言うので有れば、侵略はやったもの勝ち、核大国は何でも有りと言う歴史が作られてしまいます強いものが全てを決める国際社会アメリカへの信頼は揺るぎ始めるでしょうね
2、領土割譲要求はわかるが現在占領しているウクライナ領土からの撤退は一言も言っていない。つまりそのまま軍も配備してロシアで占領するという事ではないのかな。そこが重要なのに何も話をしていないのだろうか。この停戦では事実上のウクライナ敗戦です。適当な敗戦交渉をしては駄目でしょ。
3、ロシア原油の輸入国に高関税をかけると言っておきながら、それはすぐにはしないと言い出した。その「すぐにはしない」の意味は、ロシアの意向に合わせてウクライナに圧力をかけ早期に停戦か和平に持ち込むことで、インドや中国に高関税をかける事態は避けたいってのが本音なんだと思う。
4、ロシアにドンバス地方を引き渡せば、何年後かにロシアが侵攻を再開した際、ドンバスを起点に侵攻することになる。またドンバスの北部は侵攻されていない地域で、ウクライナ軍の前線がある地域です。そこを引き渡すことは、現状よりもよりも深く侵攻が進んだ状態を意味する。アメリカは安全を保証するとのことだが、ロシア側の条件は軍隊が駐留することを認めていない。これではウクライナにとって、何のメリットもない。
引用元:https://news.yahoo.co.jp/articles/14ea74c896515addfa398a622c732e52b802bc33,記事の削除・修正依頼などのご相談は、下記のメールアドレスまでお気軽にお問い合わせください。[email protected]