8月上旬、日本各地で気温40℃以上の酷暑が続く中、「43℃」という数字が注目を集めました。これはエアコン室外機の動作検証で利用されるJIS規格の冷房過負荷試験条件に基づくものです。通常、メーカーは43℃までの耐久性を確認していますが、ダイキンは50℃での検査も行っており、パナソニックや富士通ゼネラルなど他の企業も「50℃対応」のモデルを展開しています。
ただし、43℃を超えると冷却性能が低下する可能性があるため、ユーザーは室外機周辺に障害物を置かない、日陰を作る、打ち水をするなどの対策が推奨されています。
このエアコンに関する報道は、気温上昇がエアコンの性能に与える影響を考えると、根本的な社会インフラや製品規格の再評価の必要性を感じさせます。確かに、メーカーが50℃まで対応する製品を開発していることは前向きな進展ですが、気温が急激に上がり続ける中で、多くのユーザーが同様にアップグレードが必要となる現実があります。まず、現在のJIS規格そのものが今後の気候変動に対応できるのか再検討すべきです。また、十分に情報が行き渡らない中で、ユーザーが旧規格の製品を購入し続けるリスクも無視できません。公的な情報提供の充実や、省エネにつながる製品への補助が求められます。
さらに、熱波がもたらす健康や経済への影響を軽減するために、国や自治体レベルでの対策も必要不可欠です。加速度的に進む地球温暖化に対抗するためには、製品規格のみならず、社会全体としての底力が試される時期に来ているのです。
ネットからのコメント
1、あるメーカーの業務用エアコンですが、室外機の熱交換器温度が58度あたりで馬力上昇禁止します。これぐらいの温度になると冷媒ガスの圧力がかなり高くなるので停止しないように調整するのです。外気がそこまでではなくとも、室外機がエアショートしていたら熱交換器温度も上がるため能力が出ずに冷えなくなります。室外機の周辺温度が上がらないように風通しを良くするのが大事です。
2、エアコンは、今では夏を乗り切るための生命線であり、エアコンの効きについてはこれまで以上に敏感にならざるを得ません。日本のエアコンメーカーは、JIS規格の43℃を上回る50℃対応の製品を増やしているということで、机の上の理論上の数値だけでなく、現実の厳しい暑さにも対応できるよう努力する姿勢が伝わってきます。ただ、どれだけ性能が良くても、室外機の上に物を置いたりとか余計なことをすると、本来の力を発揮できなくなってしまう。
メーカーの努力に甘えず、エアコンを使う側も、室外機に負荷をかけないようにすることは大切なことだと思う。
3、これは暖房の際にも言える事。カタログ等に記載されている暖房畳数は外気温が7℃を想定していますが、実際にはこれよりも低く、冷房よりも暖房の方が効きが悪くなるのはこの為です。いずれにせよ夏は気温が高ければ高いほど、冬は気温が低ければ低いほど能力値が低下するのです。それだけでなくエアコン本体にも負荷がかかる事で故障のリスクも高まるのです。
4、室外機の設置場所にもよりますが地面や芝生は稀で普通はコンクリートや屋根の上マンションならベランダつまり外気温は40度でも室外機周辺の環境は50度を超えるでしょうエアコンから放出される水滴で室外機の熱を冷やせると良いな
引用元:https://news.yahoo.co.jp/articles/76cd0ea8863acce4f112b976e08a1da5b13f8680,記事の削除・修正依頼などのご相談は、下記のメールアドレスまでお気軽にお問い合わせください。[email protected]