この悲劇的な事件は、下山中の曽田圭亮さん(26歳)が北海道の羅臼岳でヒグマに襲われ、全身多発外傷による失血死したというものでした。事件は、15日に曽田さんの遺体が発見されることで明るみに出ました。曽田さんは友人とともに下山している最中、一時200メートルほど離れて歩いており、その際に「助けて」という叫び声が響きました。駆け付けた友人は、ヒグマと格闘中の曽田さんを目撃し、懸命にクマを追い払おうとしましたが、曽田さんは太ももから出血し、最終的には林の中に引きずり込まれてしまいました。
遺体は下半身が特に損傷を受けており、全身に傷が確認されています。
このような突然の悲劇に直面し、ご遺族や友人の悲しみはいかばかりかと思います。曽田さんのご冥福を心よりお祈り申し上げます。この状況は、自然の厳しさや危険性を改めて突きつけてくるものでした。類似の経験を持つ者として、私たち登山者は、自然の中では常に警戒心を持ち続けることの重要性を痛感させられました。しかし、この痛ましい出来事が示すのは、どれだけ注意を払っていてもリスクを完全に排除することは難しいということです。それでも、自然の中に身を置くことは素晴らしい経験であり、曽田さんもその魅力を感じていたことでしょう。彼の勇敢な姿は私たちの心に深く刻まれ、これからも自然を敬い続けることを誓います。
ネットからのコメント
1、元道民の山男。
今回の事故で、自分は認識を変えた。もちろん羅臼は何度も登ったし、その近くの斜里岳とか、あるいは大雪山系とか、クマはいるのだが、山道には出て来ない・・クマも人間は怖いと思っている、と認識していた。それゆえ、あえてこちらの存在を知らせる「クマよけの鈴」を付ける訳でね。実際毎年あれだけの登山者が入山する割には、クマとの遭遇事故は意外と少ないというか殆どなかった、昔は。むしろ山菜採りの方が、遭遇事故が多かった記憶ある。今後人間をエサの一種と思ってるクマには、「クマよけの鈴」が「食べてください」コールになってしまう。本当に困った。
2、恐怖と痛みと絶望は想像を絶します。自然界に生きる熊にとっては確かに可哀想ではありますが、人に危害を加えるようになった個体は害獣そのものですので、積極的な駆除の対象だと思います。一方で『加えるようになった』では遅いのも事実ですので、ある程度範囲を広げて数そのものを減らす目的で定期的に大規模な駆除が必要ではないかと思います。今回は「熊のテリトリー」での出来事かも知れませんが、それでも「人は怖い生き物だ」と刷り込み警戒させる事は重要だと私は考えます。
3、柔らかいところ肛門から食べて栄養がある内臓を新鮮なうちに食べると聞いたことがあります。意識があったら痛かったし怖かったでしょう。こういう事実をもっと正確に報道して登山客に警報をならすべきです。
4、友人の心のケアがすごく大切ですね、2人とも、それ以上の方々が命を落とし怪我などされてたかも‥と思うとヒグマと共存なんて出来ません。ただ熊や野生動物にも生活圏は必要なんです、そこに人間様がのうのうと立ち入るのは違うかもです、母熊は恐らく子を守ると言う本能だったのかもしれません。
引用元:https://news.yahoo.co.jp/articles/92a615cb8489f7208a764dc2663908e280e8f12f,記事の削除・修正依頼などのご相談は、下記のメールアドレスまでお気軽にお問い合わせください。[email protected]