2025年7月30日、ロシア・カムチャツカ半島付近でM8.7の強い地震が発生し、気象庁は北海道から和歌山県までの太平洋沿岸部に津波警報を発令した。これを受け、海水浴場では「赤と白の格子柄」の旗が掲げられた。この旗は、津波警報・大津波警報・津波注意報を視覚的に伝える「津波フラッグ」であり、聴覚に障害がある人や、音が聞き取りにくい遊泳中の人々への情報伝達を目的としている。
2020年6月から導入され、25年1月時点で海水浴場がある397市区町村のうち72%が採用している。しかし、SNSではこの旗について「知らなかった」との声が多く、広く認知されていない実態が浮き彫りになった。
多くの人が津波フラッグの存在を知らなかったことが明らかとなり、特に緊急時に必要な視覚的な情報伝達手段が十分に浸透していない現状に疑問を呈さざるを得ません。津波フラッグの導入が進んでいるにも関わらず、利用されていない場所があるという事実は、公共の安全を守るための重要な施策が十分に機能していないことを示唆しています。視覚に頼る方法をより広めるために、以下のような対策が急務です。
津波フラッグを全国の海水浴場や危険地域に強制的に導入し、掲出しない場所を無くす。地域住民や観光客に向けた啓発活動を徹底的に行い、津波フラッグの存在と使用方法を周知徹底する。地域ごとのバラつきをなくし、誰もが危機を察知できる状況を作ることが、今後の課題です。公共安全のためには、無駄のない徹底した対策が必要です。
ネットからのコメント
1、私が住む湘南地区で導入の前から周知が徹底されていました。それから、海岸沿いにはこの旗が津波の合図であることを案内していて、随時、アナウンスで津波警報時の対応についてアナウンスすると同時に、ボランティアスタッフが観光客の皆様に口頭でも案内しています。 批判ばかりする人もいますが、こうした努力がなされていることもしっかり報道してほしい。
2、初めて知りました。 海に行くことが少ないから、浜辺などでは知る機会があるのだろうか。 せっかく仕組みを作ったのであれば、効果があるよう周知方法と継続的に認知度を確認する仕組みが必要と思います。
3、知らなければ調べるくらいすべきです 観光客は知らないケースもあるかもしれませんが、日頃から出かける場所の情報を確認しておくべきですね 海水浴シーズンですから、掲示されている案内板を確認して万が一の事態に備え、安全に過ごしてください! ライフガードや監視員も居ますから指示に従って海水浴を楽しみましょう
4、「知らなかった」と言っている人達の属性を調べないと問題の解決にならないと思う。ただ単に「知らなかった」という声があると無責任に報じても無駄な批判などが起きるだけだと思う。 他の方々がコメントで書いて下さっているように、沿岸に住んでいる方々や、海水浴場に行ったことがある人にはそこそこ周知されているようだし、その努力もされていることが窺える。 このフラッグを必要としている方々は海沿いに住む人々であったり耳の聞こえない人達なわけで、そこでの周知徹底をすればいい。内陸の関係ない人達の「知らなかった」などという声など拾う必要はなく、それを改善する必要もない。余計な社会的コストが増えるだけだ。
引用元:https://news.yahoo.co.jp/articles/a30426660c238c62ef86fa9c45fdc73fcc346b9f,記事の削除・修正依頼などのご相談は、下記のメールアドレスまでお気軽にお問い合わせください。[email protected]