事件概要:2025年8月1日、カンボジア政府はトランプ米大統領をノーベル平和賞に推薦する方針を明らかにした。この推薦は、タイとの国境地帯での軍事衝突の停戦を仲介したことに基づいている。トランプ氏は過去にも紛争の調停を積極的に行い、ノーベル平和賞の候補として何度も推薦されてきたが、ノルウェー・ノーベル委員会からの評価を受けていないと自認している。
カンボジアのスン・チャントル副首相は、トランプ氏が平和をもたらしたとして謝意を表し、推薦の理由を説明。さらに、パキスタンとイスラエルの政府も彼を推薦しているが、インドは第三国の仲介を否定し、ガザ地区での停戦協議も難航している。
コメント:このニュースは、国際的な平和活動における指導者の役割を再認識させますが、その背景には重大な問題が隠れています。停戦を仲介すること自体は評価すべき行為ですが、トランプ氏が繰り返し平和賞を望み、各国から推薦され続けている現実には警戒が必要です。何より、ノーベル平和賞はその名に恥じぬ形で、ただの政治的駆け引きに利用されるべきではありません。平和の名のもとに、実際にどれだけの具体的な成果が上がったのかを厳密に評価する必要があります。国家間の停戦や平和に関する成果は、個人の名声を超えて、持続可能な和平に繋がるべきであり、そのためにはより透明で客観的な基準が求められます。
ネットからのコメント
1、「ロシアとウクライナ、イスラエルとイランでどのような結果がもたらされようとも、どうせ私はノーベル平和賞はもらえない。でも人々は知っている。それが私にとって一番重要だ」就任前からロシアを褒め称え、イランは自ら空爆しました。あれで戦争にならなかったのは、イラン指導部が驚異的な我慢をしたからです(個人的にはこちらの方が平和賞ものだと思います)。イスラエルに関しては「ガザリゾート地化計画」をぶち上げて軍事支援を拡大し、拒否権発動して停戦を積極的に妨害しています。他にもカナダ、グリーンランド、パナマ領有など領土的野心を公言し、南アとの首脳会談では「虐殺の証拠」と嘘の写真を見せ、理不尽に関税を吊り上げて世界に争いの種を振り撒いています。人々は知っています。知らないのは本人と支持者だけです。それが一番重要なことです。
2、そもそもアメリカ大統領を務める人がノーベル平和賞が欲しい理由が分からない。ノーベル平和賞より格段にアメリカ大統領の方が権威もあるし歴史に残る。そもそもノーベル賞は化学賞と物理学賞以外は微妙なもの。
もっと言えば、ノーベル賞受賞が代表的な功績の人は歴史的な圧倒さを持っていない。アインシュタインはノーベル賞受賞した人だと言われることはほぼない。彼にとってノーベル賞は業績として小さなことであり、故に歴史に残る天才として語り継がれる。
3、ノーベル平和賞?いささか図々しいかと…ウクライナとロシアの停戦和平できずイスラエルの暴挙を踏まえハッタリばかりでは…仮にトランプ氏が受賞したらノーベル平和賞の真贋を問われる
4、トランプの場合、平和のための仲介ではなくその裏にある利益目的が各方面から見透かされている。その上、自分にとって親しかったり考えを同じくする方には甘く、それと対立する側には厳しいなど非常に恣意的。果たしてトランプは見返りを求めず平和目的で仲介しているかといえばそうではない。
引用元:https://news.yahoo.co.jp/articles/f9c36cc65d4dc867413f6d110fbeb14b0b2c70f0,記事の削除・修正依頼などのご相談は、下記のメールアドレスまでお気軽にお問い合わせください。[email protected]