岩手県花巻市の宿泊施設「早池峰ロッヂ峰南荘」で、提供されたおにぎりを原因とする集団食中毒が発生しました。8月3日、県外から訪れたグループの19人中13人が吐き気、下痢、発熱の症状を訴え、うち4人が入院、5人が受診しました。調査の結果、食中毒の原因は黄色ブドウ球菌で、提供されたおにぎりが原因と断定されました。このグループは登山を目的に宿泊し、3日の朝食でおにぎりを食べていました。
県は、食品衛生法に基づき8月6日から8日まで施設の営業停止を命じました。また、気温が高い日が続いているため、衛生管理の重要性が再確認されています。
今回の食中毒事件は、宿泊施設の管理体制に対する深刻な疑問を呼び起こします。登山という特殊なシチュエーションでは、食材や調理環境に対する細心の注意が必要ですが、現状ではその管理が不十分だったことが明らかになりました。特に食品が室温で放置されたことや、手洗いや消毒の徹底不足が問題となります。
この問題の根本には、事業者が過去の経験に頼りきりになり、徹底した衛生管理を怠ったことが挙げられます。加えて、消費者も自己責任で安全を確保する姿勢が求められますが、施設側の監督が強化されるべきです。
今後、このような事故を防ぐためには、まず施設の衛生管理の徹底を義務づけ、定期的な衛生チェックを義務化すべきです。
さらに、消費者への衛生教育を強化し、特に高温多湿の季節には食品管理を厳格にする必要があります。企業は、食材を長時間放置しないよう、衛生に対する責任感をもっと強く持つべきです。
ネットからのコメント
1、以前真夏の登山で、自分で握ったおにぎりが糸を引いて食べられなかったメンバーがいました。他のメンバーは途中のコンビニでおにぎりを買っていたので、誰も異常なし。また前泊して登山する時も、宿では当日早朝に作ってくれますね。衛生管理にも注意されているのでしょう。問題なく食べられました。この暑さの中で、前日作った弁当を提供するのは考えられませんね。状況によっては救助の難しい場所で症状がでることもあったでしょう。ちょっと信じられない話ですね。
2、ビニール手袋しないで、素手で握ったのかな。すぐに食べるのなかいいけど、時間が経って食べるのはNGなのでは⁈素手で握るのは怖くて、私は必ずビニール手袋をするか、ラップおにぎりにしています。
3、宿によっては夜食用におにぎりを握ってくれるところもあるけど、この宿泊施設は朝食用にと、夜のうちに握って客に渡したということでしょうか?朝食用なら朝握るのでは、と普通なら思いますが。
夜食用に渡したおにぎりを客の判断で朝食べたなら話が変わってくる
4、ロッヂのホームページを読むと「朝食は現在、前日の夜にお渡しするお弁当のみとなっております」と記載がありました。ただ、弁当が前日に渡されるのは、山小屋では日常的な事だったりします。山小屋では朝食が弁当だったり、翌朝早く出発する人向けには弁当が選択できるって所があるのです。そして夕食時に、翌朝用の弁当が渡されたりします。岩手県の標高が2000m近い場所なので、おそらく普段はそこまで暑くないのだと思います。この記録的な暑さと、おそらく衛生管理に油断が出て、食中毒事故に繋がったのだと思います。気候がどんどん暑くなっているので、山小屋の弁当の提供方法も変わるかもしれませんね。体調を崩された方々の、一日でも早い回復をお祈りします。
引用元:https://news.yahoo.co.jp/articles/889e02af61ecc19ee81e88c42b2c5f59a8f09cb3,記事の削除・修正依頼などのご相談は、下記のメールアドレスまでお気軽にお問い合わせください。[email protected]