8日、トルコ首都アンカラで開催中のNATO首脳会議に出席したトランプ米大統領は、イランとの紛争終結に向けた覚書について「終わった」と発言した。イランとの関与を拒否し、指導部を「病んだ人々」と表現。「関わるのは時間の無駄」と述べ、今後の対話姿勢に否定的な考えを示した。

国際紛争の行方を左右する立場の指導者が、外交的な合意や覚書を突然「終わった」と切り捨てる姿勢は、平和構築より対立拡大を招く危険な対応だ。問題の本質は、個人の発言力に左右される外交運営と、継続的な対話を支える仕組みの弱さにある。解決には、第一に第三者機関を交えた定期協議の枠組みを維持すること、第二に各国が感情的な非難ではなく検証可能な合意形成を重視すること、第三に衝突回避のための緊急連絡体制を強化することが必要だ。国家間の問題を「時間の無駄」と片付ければ、失われるのは相手との交渉機会だけではない。
外交とは勝者が相手を屈服させる場ではなく、最悪の事態を防ぐための責任ある手段である。強い言葉より、平和を守る冷静な行動こそ本当の力だ。
ネットからのコメント
1、少なくともイランは核開発協議に応じようとしていた。ネタニヤフに挑発され、騙し討ちのように攻撃を始めたのはトランプ。 現状の通りイランを武力で屈服させられないことは、米国の諜報機関が進言していた。是非はともかく、4人に1人の国民が最高指導者の葬儀に参列する国を甘く見過ぎ。 核廃棄の確約どころかホルムズ海峡の全面開放さえ実現しそうにない。米国にとってベトナム戦争以来の屈辱となるかもしれない。
2、少し前までは、ネタニヤフを「狂っている」と罵倒してたんですけどね。イスラエルに何もできないアメリカって何なのでしょうか。アメリカが侵略どころか停戦すらさせられないのだから、イスラエルは世界の脅威そのものですよ。
3、素晴らしいですね。トランプ大統領は宗教や歴史的な対立の根深さを少し甘く見過ぎているように感じます。政治的な合意だけで長年積み重なった対立が簡単に解決するほど、中東情勢は単純ではありません。
結果として、今回の一連の流れではイスラエルの立場が相対的に有利になったようにも見えます。一方で、日本は戦後に敗戦国として大きな制約を受け続けてきましたが、イランは最後まで自国の立場を貫いたという見方もできるでしょう。だからこそ、宗教や歴史を軽視した外交には限界があることを改めて考えさせられますね。
4、アメリカがイランを攻撃する以前の方が現在よりもはるかに良かったではないのですか?アメリカも困ってなかったし、イランはホルムズ海峡を封鎖してもいなかった。イランと海外資産だって凍結できていた。今回はなんのために戦争始めたのかさっぱりわからない。
引用元:https://news.yahoo.co.jp/articles/f57b6236932f93dbb4ff5d204715864e2317190f,記事の削除・修正依頼などのご相談は、下記のメールアドレスまでお気軽にお問い合わせください。[email protected]