歯科の自費診療を選ぶ患者が増加し、保険診療中心だった歯科業界の構造が変化している。2010年代前半には歯科診療所の医業収益に占める保険診療割合は8割超だったが、近年は70%台まで低下した。2025年度には歯科診療所・歯科技工所の倒産が39件発生し、前年度比56.0%増で過去20年最多となった。国内の歯科診療所は2024年時点で6万6378施設。東京都中央区の自費根管治療専門医院では初診料11万円、予約は3カ月待ちとなるなど、高度治療や審美分野への需要が拡大している。

歯科医療の変化は、単なる「高額治療ブーム」では片付けられない問題を含んでいる。保険診療では患者負担が抑えられる一方、時間をかけた精密治療や最新設備の活用が難しく、歯科医師が質の高い治療を提供しようとすると自費診療に頼らざるを得ない現状がある。患者が望む「歯を残す医療」と、制度が想定する最低限の治療との間に大きなズレが生じている。

本質的な問題は、医療の質を守る仕組みが時代の変化に追いついていないことだ。必要なのは、①保険診療の評価制度を見直し、高度な予防・保存治療を適切に評価すること、②治療内容や費用を患者が比較できる透明な情報公開を進めること、③歯科医院の設備投資や技術研修を支援し地域格差を減らすことだ。

歯の健康は一部の富裕層だけが手にする贅沢ではなく、誰もが守られるべき生活基盤である。高い費用を払える人だけが最善の治療を選べる社会ではなく、制度そのものが「治す医療」から「守る医療」へ進化することが求められている。

ネットからのコメント
1、歯科分野の医療はもう平成からその危うさを指摘されてるよね。いろいろ治療を提案してくるだろうが、あまりいじらないことをお勧めする。先輩後輩の歯科医の人柄を見てたらつくづくそう思う。整形外科分野なんかもっとそう。直美とかいうワードすら生まれるようなもはやエンタメ分野。これは医療全般に言えることだが、お世話になるのは必要最低限にしておいたほうが良いと思う。
2、奥歯の虫歯治療で突然選択を迫られ驚いた。レジンは今日できて値段も安いですが5年以内の虫歯再発率が高いです。銀歯は数日後にできレジンより5年虫歯再発率は低いが虫歯になりやすいです。セラミックは見た目もよく虫歯になりにくい。値段は7万円です。この説明でセラミック高くてビックリ!銀歯とセラミックの間でいい素材と値段のないのかな?そもそも虫歯になりにくい素材があるなら保険適用して欲しい。その方がまた歯医者にかかる人が減りそうだけどな。
3、現役の歯科技工士です。独立開業後して16年になります。自費、保険で判断するのは絶対辞めた方がいいですよ。
保険でも上手な先生は上手です。自費でも下手な先生は下手です。なので、最初は保険治療してその先生が信頼できるなら自費などを選択するのがベストだと思います。自分は、仕事をもらってる医院の中の上手で勉強熱心で信頼できる先生に保険で治療してもらってますよ^_^
4、前歯の治療で一部自費診療を使いました。私にとっては結構な金額だったので、痛手ではありましたが歯は大事なので仕方ないです。また、それだけお金かけたんだから、ちゃんとケアしなくてはという意識の向上にもなりました。
引用元:https://news.yahoo.co.jp/articles/1cbbef2e522678b3ca5d6b10226dafb31f2f712d,記事の削除・修正依頼などのご相談は、下記のメールアドレスまでお気軽にお問い合わせください。[email protected]