30日、ロシア極東カムチャツカ半島東方沖で発生したマグニチュード8.7の巨大地震により、半島南東部では最大3〜4メートルの津波が観測されました。津波は千島列島のパラムシル島の港湾施設や水産加工場を水没させ、シュムシュ島では歴史調査団のテント村が流されましたが、警報を受けて避難していたため、人的被害はありませんでした。カムチャツカ半島の中心都市ペトロパブロフスクカムチャツキーでは1人が頭部を負傷し、幼稚園の壁面が崩落しましたが、重傷者は確認されていません。
地震の規模は1952年以降で最大で、余震が続いているため、当局は引き続き警戒を呼びかけています。
地震と津波の影響を受けた地域は、被害の大きさに比べて人的被害がないことは不幸中の幸いであり、避難体制の重要性が改めて浮き彫りになりました。しかし、未曾有の規模の自然災害に対する準備と対応が不十分である現実に目を向ける必要があります。今回の地震は、過去最大規模となるもので、避難指示が早期に発令され、被害を最小限に抑えるための迅速な行動が重要でした。今後、さらなる余震が続く可能性があるため、警戒を強化し、地域ごとの防災対策を一層強化することが求められます。特に水産業や港湾施設が多く存在する地域では、より強固なインフラ整備と早期警報システムの整備が急務です。また、地震に関連する教育や住民の避難訓練をより徹底することが、今後の教訓となるでしょう。
ネットからのコメント
1、千島列島というけれど、もう日本の領土ではないのですよね・・・。 被災して日本に助けを求めても、決して援助してはいけないと思います。 ロシア自身がなんとかすべきだと思います。 日本国民の納めた税金を使って多額の援助を行ったところで、恩を仇で返されると思います。
2、人的被害が無かったのは良かったですが、今のロシアの経済状況考えると津波被害からの復興は至難の業でしょうね。 石破岩屋には無理だと思いますが、ここで復興支援と引き換えに北方領土の返還交渉に繋げるくらいのズルさがほしいですね。
3、カムチャツカでは1923年に2月4日と4月14日に連続して大地震が起きたことがあるそうです。それぞれ8.4 M w、7.0から8.2 M wの規模と推測され、震央が近いいわゆる双子地震でした。 ロシア側の記録は不正確さがありますが、4月の津波ではカムチャッカ沿岸で36人が死亡、そのうち13人は日本人でウスチ・カムチャツクで亡くなったそうです。水産加工工場や漁業に従事していた人たちだったようで、日魯漁業(現在のマルハニチロ)の所有とおぼしき漁船が被災したとの記録もあります。
ちなみに1923年(大正12年)の9月1日には関東大震災が発生しています。
4、ロシアが震災にあっても援助する必要ないですね。プーチンを支持しウクライナ戦争を容認している国民に援助する必要ない。ロシアに援助する金と時間があるならウクライナの復興支援に使った方が良いです。
引用元:https://news.yahoo.co.jp/articles/871c023b234e7e95b89e2d33114a0d144bd41087,記事の削除・修正依頼などのご相談は、下記のメールアドレスまでお気軽にお問い合わせください。[email protected]