【事件概要】
2023年と2024年、世界中で猛暑、洪水、山火事など異常気象が続発する中、地球温暖化対策の鍵とされる森林のCO2吸収力が著しく低下した。通常、森林は温室効果ガスの約30%を吸収するが、両年の吸収量は平均のわずか4分の1にとどまり、2023年は11億トンと過去20年で最低を記録。
山火事の影響で、両年ともに40億トン超の温室効果ガスが排出された。農耕、伐採、火災により、森林が炭素吸収源から供給源へと転換しつつあると、WRIの調査が警鐘を鳴らしている。
【コメント】
森林が人間に見限られる日が来た――これは比喩ではない。かつて地球温暖化の“最後の防波堤”とされた森林が、いまや温室効果ガスの吸収力を急速に失いつつある。人類が年間排出した40億トンのCO2に対し、森林が吸収できたのはわずか11億トン。残りは、空に溜まり続けている。山火事の増加、伐採、農耕地拡大という「人災」によって、森林は吸収源から排出源へと転落した。
これは単なる自然災害の問題ではない。森林破壊を止められない政治と経済の無責任さ、そして「温暖化対策は先進国の贅沢だ」と切り捨ててきた構造の怠慢だ。
必要なのは、口先の「カーボンニュートラル」ではなく、①森林破壊の即時停止、②大規模な植林投資、③グローバルに連携した炭素排出税の導入という明確な実行策だ。
森林は、都合のいい空気清浄機ではない。我々が変わらなければ、彼らの沈黙は「地球の終焉」の前兆となるだろう。
ネットからのコメント
1、森林というものには炭素を貯めておく機能もある。だがそこで火災が起こったら貯め込んでいた炭素が大気中に放出されてしまう。それに加えて新たに植林された森林というのはCO2の吸収量が少ない。森林はCO2の吸収も放出もしていて、吸収量が放出量を上回るにはある程度以上育たなくてはいけないのだ。火災を予防して育った古い森林を維持しつつ新たな森林を育てていく必要がある。
2、日本の場合森林伐採して太陽光とか環境に悪い新規の太陽光は禁止だね木を植えようあと農地転用等禁止して今ある場所にしか家建てれないとかすれば中古住宅も活用されるねみんなで森と水を大切にしましょう。気温が上がると樹木も弱るからさ正常な代謝はなくなるよ。
3、2000年頃このまま温暖化が続けば、最短で2050年には人類が住むことができなくなると言われていましたが、2025年現在当時デッドラインと言われた平均気温上昇1.
5度を超えてしまいました。デッドラインを超えた以上、温暖化ガス排出削減の取り組みではもう改善はできないのでしょうから、あとは科学技術で解決するしかないのでしょう。世界は人類の存続を最優先に考えなければならない状況まで来ているのではないでしょうか。
4、木って成長する時にCO2を吸収するんだよね。なので、成長して成長が鈍化した木はあまり吸収しない。なので、そーゆー木は伐採し、家や家具など長期間使えるモノで活用し、空いた場所に新たな木を植える必要がある。というのは「言うは易し」
引用元:https://news.yahoo.co.jp/articles/c70ac527a8b6059b27b63948c861c20fd1c3c56b,記事の削除・修正依頼などのご相談は、下記のメールアドレスまでお気軽にお問い合わせください。[email protected]