【事件概要】
2025年8月、大学受験における「MARCH(明治・青山学院・立教・中央・法政)」と「日東駒専(日本・東洋・駒澤・専修)」の間に偏差値60の壁が存在するとの認識が再び話題に。著者びーやま氏は、基礎学力の徹底がMARCH合格の鍵であり、噂の「3カ月でMARCH合格」は例外的ケースに過ぎないと断言。
また、戦略的な大学・学部選定の重要性も強調。大学受験における正しい努力と情報戦略の必要性を訴える内容となっている。
【コメント】
「MARCHに3カ月で受かる」などという軽薄な神話が、どれだけ多くの受験生を無謀な戦略へと追い込んできたことか。現実は明確だ。偏差値60という壁は、努力量ではなく「正しい方向への努力」を求めるものだ。そして問題は、こうした誤解を生む情報が広く流布され、受験生が戦略なき精神論に頼りがちになることにある。
本質的な課題は、日本の受験文化がいまだに「努力=正義」の精神論に支配されている点にある。学力の差ではなく、情報リテラシーの差が合否を分けているのだ。今こそ改革すべきは、①情報精査の教育を高校段階から導入すること、②大学側が入試方針や傾向をより明示すること、③戦略的学習法を支援する公的・民間サービスの拡充だ。
「気合と根性で未来を切り拓ける」という幻想よりも、「知識と戦略で確実に前に進む」現実を知る方が、よほど痛快である。
ネットからのコメント
1、今は、全入時代になりつつあるから大学の名前も気になるだろうが与えられた位置で、専門的に知識を積んでいざ経験の時に認められる立場になれば良い上下問わずいろいろな人と交流し与えられた所で準備し直すのが一番30年前や40年前の状況じゃない2、3年経験積んで自分で何かを起こしてるかも知れないし日東駒専でもいろいろ次に繋げれる
2、偏差値60は母集団が明記されないと誤解を招く。1980年代後半の『冬物語』(原秀則)という漫画の主人公は2浪して日東駒専に何とか補欠合格する漫画である。当時の4年制大学の進学率は3割ほど。目安として高校生全体の上位3割しか四年制大学に進学できなかったわけだ。現在の4年制大学の進学率は6割ほど。学年全体の真ん中の成績の人も4年制大学に進学している。同じ大学や同じ学部でも大学入学時に同じ学力ではない。その点を知っておかないと、世代によって受け取り方が大きく変わるだろう。
3、びーやまさんは当たり前だが受験対策を語らせるとさすがに専門家だなと思わせるが、就職対策塾をやってるわけではないのでダイヤモンドで延々とやってるなにランクの就職がどうとか話させると結局序列が高ければフィルタ突破できるぐらいの話しか言わないので聞くのが間違いだと思う
4、大学偏差値60と高校偏差値60は全く意味が違う。大学偏差値は高校偏差値プラス10なので、大学偏差値60は高校偏差値70に相当する。なので、明治などに一般入試で合格できるのは県でトップクラスの難関高校からがほとんど。また、簡単に入れると誤解される日東駒専も一般入試では高校偏差値60以上無いと落ちる。
引用元:https://news.yahoo.co.jp/articles/0c49089d0660a0dd346fd906e29b21610c1117c3,記事の削除・修正依頼などのご相談は、下記のメールアドレスまでお気軽にお問い合わせください。[email protected]