セ・リーグは2027年シーズンから指名打者(DH)制を導入することを4日に決定した。この決定に関する記者会見では、近年のパ・リーグの優勢を受けてDH制導入に至った理由について質問が飛んだが、鈴木清明理事長(広島)はそれを否定。主な議論はファンや選手、アマチュア球界にとっての影響を考慮したものであり、パ・リーグに圧倒されていることが直接の理由ではないと説明した。
2023年の交流戦では、パ・リーグが63勝、セ・リーグが43勝、2分けとなり、パの優勢が際立っている。交流戦開始からの勝ち越しはパが17回、セは3回にとどまり、日本シリーズでもパの16回、日本シリーズ制覇に対してセは8回の優勝にとどまっている。
セ・リーグの今回の決定は、長期的に見た競技の進化と選手・ファンにとってのメリットを最優先した形だが、パ・リーグとの競争力向上を目指す流れが色濃く見える。
セ・リーグが指名打者制度を採用する決定は、他のリーグとの差を縮めるための大きな一歩である。しかし、この変更は単に競技の優位性を追求するだけではなく、より良い観客体験と選手のパフォーマンス向上に繋がる可能性がある。今後、試合の内容やレベルがどのように変化するのか、非常に注目されるところだ。
ネットからのコメント
1、パリーグよりも、アマ球界の動向が決定打になった気がする来年からは高校野球も、東京六大学や関西学生含めて大学リーグもすべてDH制を導入するとのことなので、来年のドラフト指名選手はすべて、DH制の野球をしてきた選手を指名することになるとすると、プロに入ってから、特に投手で打席に入るのはあまりにも危険になるので、セリーグとしては時代の流れに合わせて、DH制を導入せざるを得ない当然の判断です
2、確かに代打とかの試合の妙はなくなるが、それ以上のメリットがあると判断したのでしょう。投手は行けるところまで投げられる。打者は守備に難があっても出場できる。何より昨今の貧打戦を多少は解消できる。チャンスで投手に回ってきたときの無力感はなくなる。
3、バッティングがいい投手が大好きなのでこの決断は残念とはいえ最近のセリーグは打つ気のない投手があまりにも増えてるのでこの流れでは擁護するのも厳しく仕方ないかとも思うただ高校から投手がバッティング練習をまったくしない環境になって実は投手よりも実は打者に適性がありましたって選手が埋もれていくことが間違いなく増えるだろうなぁ
4、高校野球が来年からDHになります。軟式野球は既にDH制ですし、今年の秋からシニアリーグもDH制になりますから、3年後には高校で打席経験が無い投手、6年後には小学生の頃から全く打席経験が無い投手がドラフト候補生になる可能性があります。セリーグがDH制を導入しない場合、打席経験が無い投手はパリーグしか取れないことになってしまいます。一昨日の高校野球がDH制を採用した発表によりアマチュアが全部DH制になる以上、選択肢は無かったのです。
引用元:https://news.yahoo.co.jp/articles/6b9d2a8621ee3c8534ae3d1b2c3323b144ae657a,記事の削除・修正依頼などのご相談は、下記のメールアドレスまでお気軽にお問い合わせください。[email protected]