トランプ大統領は「アメリカ・ファースト」を掲げ、関税政策を強化して各国と交渉を重ねてきた。特に日本には、当初24%だった自動車の相互関税を15%に抑えたと発表。しかし、この合意は日米双方にとって不利益な結果を招いた。アメリカからの自動車部品を使って製造した車の方が、逆に日本からの輸入車より高い関税が課せられるという矛盾が指摘され、アメリカの自動車業界から批判を浴びた。
また、日本側も強い抵抗を見せたものの、15%の関税を受け入れる形となった。最終的にこの交渉は、双方に損失をもたらす結果に終わったと報じられている。
アメリカの自動車業界や消費者は、トランプ大統領の関税政策によって思わぬ損失を被っている。トランプ氏は、「アメリカ自動車産業の再興」を目指しているが、現実には米国企業の努力不足が大きな要因であることは明らかだ。自動車産業の問題は、日本市場をターゲットにしただけでは解決しない。例えば、アメリカ車は日本市場のニーズに合わないことが多い上、信頼性や燃費の面でも日本車に対して劣位にある。アメリカ車の低品質が消費者に与える影響は無視できない。
解決策としては、まずアメリカ企業が日本市場に向けた右ハンドル仕様の車を提供すること、現地ニーズに対応した小型車やセダンの製造を強化することが必要だ。
さらに、アメリカの自動車業界は日本車に対する信頼性を向上させるための投資とマーケティング戦略を見直さなければならない。また、関税政策自体の再評価が求められ、貿易不均衡の解消にはもっと根本的な産業改革が必要だ。
ネットからのコメント
1、やはりトランプ大統領の政策には細やかな調査分析に欠けた部分が見られることがあって、この問題も自動車産業の構造や製造過程への理解が不十分なまま、支持者の声に応えるようにしたのでしょうか。関税政策でも自動車問題でも理論やエビデンスに乏しく、思うようにならないと感情的になって問題点のすり替えや不条理な仕返しをするのはとても分かり易いとも思います。
2、アメリカの中からもようやくトランプ関税は間違いとまでは指摘し無いが逆効果の論評が出始めた。アメリカのマスコミがもう少しシッカリして居れば関税の陰陽を明確にした記事を掲載して居れば世論が後押しし、トランプの行き過ぎた行為を是正出来た。結果としてこの後関税に依る消費者負担増が判り、反対の声が大きくなる。
3、アメリカに完成品を持っけば完成品に関税がかかるから1台分1回だけだろう。
それに対して細かいパーツ類は中小企業が請け負っているからアメリカに工場作るなんて無理だし、職人技のパーツ類は工場をつくればあとは機械が作ってくれるってものじゃないから輸入に頼らなきゃいけない。ただパーツ類ごとに関税がかかるなら1台分に何回関税かかるんだよ。そりゃアメリカ産の値段上がるよな。それに日本車は多少値が上がってもそれでも売れると思う。なぜならアメリカのニーズに合わせた車を輸出してるから。アメ車と違って、細い道で小回りがきいて燃費もよくアフターサービスも素早く丁寧が求められる国なのに、ごつくてデカくて小回りきかないで燃費も悪くパーツ類は日本仕様じゃないから不便が多くアフターサービスも悪い車を売るわけじゃないからね。
4、内製化したいということは分かるんですけど、物事を単純に考えすぎだと思います。現在の製造業はお互いに支えあっている。部品だけではなくアメリカの車はメキシコで作っていたりするわけで、内製化しろと言われても簡単にできるわけではない。なんでそうなっているかの考察が無さすぎる。対日本に関しては言いがかり以外の何者でもないです。
もしくないものは買わないと当たり前のことが理解できないのか。ただ小さいアメ車って魅力ないんで買わないんでしょうけどね。
引用元:https://news.yahoo.co.jp/articles/5fd20fcc41918791c0d2e47c1a5ce6a0cdda59ce,記事の削除・修正依頼などのご相談は、下記のメールアドレスまでお気軽にお問い合わせください。[email protected]