ラブブ(Labubu)は、中国の玩具メーカーPOP MARTが販売する香港アーティストKasing Lung氏デザインのキャラクターで、ウサギの耳と鋭い歯を持つ小さな妖精です。BLACKPINKのLISAが2024年からSNSで紹介したことでブームに火が付きました。ラブブはセレブやインフルエンサーによってハイブランドのバッグに付けられ、ステータスシンボルとしての価値が高まりました。
転売市場ではプレミア価格の取引が続く一方、プレミア価値は下落傾向にあります。正規販売は限定され、高価格での転売が盛んですが、価値の急落が進行中です。
意図的なミスマッチによって注目を集めたラブブの人気は驚くべき現象です。しかし、数万円単位で取引される現状は正常ではありません。商品供給の増加により市場価格は下落し、一部では既にプレミア価格を維持できなくなっています。ラブブは、単なる商品から資産価値を持つまでに変貌しましたが、その希少性が薄れることは当然の帰結です。これにより、限られた販売ルートと高価格で取引される仕組みが一般消費者に不公平感を与え、子どもたち間でも格差が顕在化しました。消費文化の中で希少性がブランド価値と結びつく状況が続くと、次の世代では新しいトラックが生まれるでしょう。
こうした不均衡の是正には、消費者が容易にアクセスできる販売形態の確立と透明性のある流通システムが必要です。ラブブを愛する者にこそ、単なる投資対象から日常の楽しみへと回帰する道を開いていくべきです。
ネットからのコメント
1、日本には洗練されたキャラクターが山ようにありラブブは一部のインフルエンサーが持ってるのを見た層がキャラクターが好きなのではなくインフルエンサーが持ってるから欲しい図式になってるだけでラブブでなくても良かったように感じます。
2、完全に流行ものですからね。キティのような既存のキャラとの違いは自分が可愛いと思って購入してるか、他人が可愛いと言ってるから購入してるかが大きく違う。自分が可愛いと思ってれば他人が見向きもしなくても興味は変わらないが他人が可愛いと言ってるから購入してる場合は他人が可愛いと言わなくなれば興味が無くなってしまう。
3、有名人が本当に好きで持ってるならいいけど企業案件やろな。そういうの透けて見えると一気に消費は冷めてる。それで焦って企業も大量生産し始めてあちこちで飽和状態。消費者もいつでも買えるからレア感も薄れて誰も買わなくなる。
ナイキみたいに枯渇商売が上手くいってても今の現状は落ち目。こういう商売は規模が大きくなればなるほど難しいよな。
4、みんな持ってる、流行ってる、芸能人が持ってる、とかメディアが煽って欲しくなる・・・操り人形みたいにあっという間に冷めて、もう誰も気にもしなくなると思う歴史があって自然に人気が出たキャラ(キティやオランダのミッフィー、ミッキーマウスなど)とは違い、無理やり感があり過ぎると思う
引用元:https://news.yahoo.co.jp/articles/055638e070b711507308c2be3a31940ce51bf86a,記事の削除・修正依頼などのご相談は、下記のメールアドレスまでお気軽にお問い合わせください。[email protected]