イクラの供給不足と価格高騰問題は、持続可能な資源管理の欠如が引き起こす深刻な社会問題となっています。すべての一部原因は日本のサケの漁獲量の激減であり、2025年にはサケの水揚げ量が1980年以降最低の1万4465トンにまで落ち込みました。国内では、人工孵化による種苗生産に依存する一方で、アメリカのように自然産卵を重視する資源管理に目を向けていない現状が問題の根底にあります。また、北海道シロサケは2011年から2014年にかけてMSC漁業認証を目指しましたが、自然産卵の少なさから断念。結果として、サケの漁獲量は2014年の16.6万トンから2025年ではわずか1.5万トンになり、地域社会や消費者にまで影響を及ぼしています。

サケの減少を招いた現状は、安易に孵化放流に依存した資源管理の大きな欠陥です。日本が失敗した資源管理の背後には、自然産卵の低下と人工孵化魚の脆弱性があります。
その結果、イクラの供給が減少し、価格が高騰しています。これを解決するためには、まず自然産卵を重視し、アメリカのように遡上するサケを確保するエスケープマネジメントが鍵となります。次に、遡上を妨げているウライの撤去や護岸の見直しが必要です。そして、科学的根拠に基づく資源管理を実施し、成功している国々の例を参考にすることが不可欠です。
サケ漁業の衰退は偶然ではなく選択の結果です。成功例を採用しないと、消費者と地域社会のニーズを満たすことがますます困難になります。日本が持続可能な漁業を実現しない限り、イクラの小粒化と価格の高騰は避けられず、公平で豊かな食文化を守るための重要な一手です。
ネットからのコメント
1、北海道では、イクラは昔も高いと言えば高いですが、今よりは身近な食材でしたね。何も加工されていない筋子の状態の物を買い、お湯をかけて膜を固めてから冷水で膜を取り除き粒のイクラにする。調理酒とみりん、しょうゆで漬けダレを作り、タッパに入れて冷蔵庫に。朝でも、昼でも、夜でも、ご飯の友という感覚で食べていましたね。
懐かしいです。
2、アメリカ人はいくらを食べないからアメリカ産はサーモンから出る産廃食品だから安く輸入できているよな最近の回転寿司ブームが加速してアメリカ人がいくらの味を覚えたらさらに値上がりする未来も見えてくる
3、かつてサケ・マス漁業の中心は北洋漁業でした。沿岸のサケは明治後期から減少していました。米ソが200海里の排他的経済水域を設定、北洋から締め出され衰退、一方、孵化放流事業が軌道に乗り、70年代からは沿岸のサケが増加、元々はサケが少なかった地域でもサケが多く獲れるようになりました。人工孵化放流事業は成功はしましたが、それも曲がり角です。『過度な放流は逆に魚を減らす !? 最新の研究にどう向き合うか』という2023年のNHK の記事、同『漁獲激減のサケ 繁殖に新事実』(2019)があります。放流だけに頼れなくなったことが分かってきています。
4、放流をやめて自然産卵を増やさないとどうしょうもない。放流では本来だったら遡上するだけの本能や体力のない遺伝的に劣った鮭が子孫を残してしまいます。
そんなことを何代も続けて家畜化すればどんどん日本の鮭は脆弱化し、自然の中で生きていくことはできなくなります。当然卵も小さくなります。
引用元:https://news.yahoo.co.jp/articles/df4b351ff03722e23d87d16a91fc2e8e894990d2,記事の削除・修正依頼などのご相談は、下記のメールアドレスまでお気軽にお問い合わせください。[email protected]