米軍がベネズエラのマドゥロ大統領を拘束する軍事作戦を実施し、国際法違反の可能性が指摘されている。この作戦では、150機以上の爆撃機や戦闘機が投入され、ベネズエラ側では少なくとも100人以上の死者が報告された。国際法の専門家であるオーナ・ハサウェイ教授は、この作戦が国連憲章第2条4項に違反し、ベネズエラの主権を侵害すると強調。ルビオ国務長官は、マドゥロ氏の大統領としての正統性を否定するが、正統性と武力行使の合法性は別問題とされる。ハサウェイ氏は、平和的手段での民主的改革の支援が可能だったとも述べ、軍事行動は国際法の枠を超えていると批判した。

現状の説明と異常感が際立つこの事件は、多くの国際法専門家が問題視する状況を生んでいる。米国によるこのベネズエラへの軍事介入は、国際秩序に疑念を生じさせる例となってしまった。まず、他国の主権を侵害する形での武力行使は、国連憲章の根幹にある理念を翻すものであり、これは小手先の正統性の論争では覆い隠せない重大な問題である。
このような行動を黙認すれば、同様の事態が他国でも発生する危険性がある。
解決策を考えるにあたり、まず国際法に基づいた制裁や外交圧力を優先し、地域の合意を取り入れることが求められる。また、国際社会が共同で民主的プロセスを促進するための支援をすることが重要である。さらに、国連や国際的な人権団体が主体的に介入し、現地の状況を監視するとともに、平和的な合意形成を目指すべきである。
結局のところ、一国の力を背景にした覇権的な行動よりも、法と倫理による指導が長期的な安定をもたらす。暴力を正当化する言い訳が通用しない時代が到来したことを、改めて確認する必要がある。
ネットからのコメント
1、昨今の世界情勢を見れば、国際秩序なんて、とっくに崩壊していることは明らかだし、国連憲章も常任理事国が自ら遵守していないのだから、そうした綺麗事を言っていても何の役にも立たない。よって、世界に国際秩序はもはや存在していないも同然だということをもっと多くの人間が理解しなければならないし、そうした混沌とした世界の中で日本がいかに生き残っていくのかを政治家も国民ももっと真剣に考えるべき時代が到来していることを認識する必要があるだろう。
2、理屈は分かるが、戦争もしてない国民の実に1/4が難民として国外脱出するような状況に何もできない「国際秩序」とやらにどれほどの価値があるのか。とは言え、じゃあベネズエラに対しもっと簡単に他国が軍を派遣できるような国際秩序にするのはそれはそれで問題が大きいのも分かる。
3、国際法秩序とやらは、冷戦期から有名無実だったでしょうに。守ろうとする側が手足を縛られ、専制国家が自儘に振る舞うようになっていたら、苦しむ人が増えるだけなのでは。形骸化した法は都合よく利用されるものになっているし、法が何の為にあるのか考え直した方がいいのでは。
4、「ベネズエラの将来は米大統領ではなく、国民が決めることだ」確かに正論であり、今回のベネズエラ攻撃は国際法違反である。しかしながら現実的には、今のベネズエラは専制政治そのものであり、国民に将来を決めるすべはない。政府に抗議すれば直ちに逮捕拘束される状況である。結局のところ、経済力が有り軍事力のある大国が暴挙を行っても、国際社会はなすすべがないのが現状である。
引用元:https://news.yahoo.co.jp/articles/cb54864bc3451d5e5bcc040b5656b18421225c98,記事の削除・修正依頼などのご相談は、下記のメールアドレスまでお気軽にお問い合わせください。[email protected]