米国では、生成AIによる偽情報の拡散や自殺の助長などに対する規制が各州で進んでいます。2020年から始まったこの動きは、第2次トランプ政権が発足した2025年から加速し、オハイオとアラスカを除く48州で州法が制定されました。具体的な規制としては、偽の画像や動画「ディープフェイク」への対策が主で、カリフォルニア州ではAIチャットボットが自殺方法を示すことを防ぐための義務が課されています。しかし、AI開発に対する停滞を懸念するトランプ大統領は規制強化に否定的であり、州法を無効にするための連邦法制定を目指しています。

このAI規制の現状は、社会全体で大きな課題を抱えています。48州での規制導入は、生成AIによる偽情報拡散や社会不安を防ぐという実効的な対応策ですが、その裏には政府としての一貫性の欠如があります。トランプ政権下での連邦レベルでの規制不在は州毎の異なる方針を助長し、国家全体のコンセンサスが欠けている状態です。
まず、連邦レベルでの包括的なAI規制枠組み立案が急務です。また、技術開発と社会安全を両立させるために、透明性を確保した産官学連携モデルの構築が必要です。さらに、AIによる犯罪応用を防ぐためのグローバルな協力体制を整えることが求められます。現代社会は技術進化とその倫理問題との対立に直面していますが、これを乗り越えるためには国際協力と法制度改革が鍵となるでしょう。
ネットからのコメント
1、確かにAIは便利ですが、AIが浸透するに連れ、こうした弊害についても語られる機会が多くなりましたよね。アメリカのほとんどの州で独自の規制が進んでいるのは、それだけ現場での危機感が強いからなんでしょう。ただ規制が強すぎれば、技術の発展を阻害する可能性もある。一方で、トランプ政権が開発優先で規制に慎重なのは、安全性に対する不安を覚えます。技術の発展だけ急いで安全面が後回しになるのは、見過ごせないと思います。表現の自由と規制、開発の自由などをどう両立させていくか、丁寧な議論が欠かせないと思います。
2、「ピストルを持てば、使いたくなる」という格言が有名だが,SNSは無法地帯、新たな技術ができると便利なのだが無法地帯となり、不都合なことが起きる、そして規制をするという、一般的な流れだろう。
日本も同じ,SNSは情報誘導や都合のよいものしか提示しない等により偏った情報が多くなる.早く規制してほしい、選挙の時ぐらい規制してほしい。
3、実際にSNS見てるだけでもフェイク動画の出来はすごくて、集中して見聞きしないと本当に騙されてしまうのではないかと思うことがある。先日は漫画誌の新人漫画賞でAI作品が入賞してしまうなど、実際に場を混乱させている例もある。AIが大衆にこれだけ普及してからの歴史はまだ浅く、アメリカも手探り状態の規制だと思うが、日本も他人事ではないので規制を検討していった方が良いと思う。
4、国家レベルでAI技術の覇権争いが加速している。でも実際の社会はAI運用での混乱が続いていく。開発推進というアクセル。規制というブレーキ。個人レベルでの使用もアクセル派とブレーキ派に分断されている印象。どういう法整備を構築するのか。国家ですら何が正解か手に負えないテクノロジーに翻弄されて生きるのは本当に疲れる。もっとシンプルな世界で生きたい。世界的にテック疲れの人々が増えているのも納得。
引用元:https://news.yahoo.co.jp/articles/303a98d824a6138da6071d8172bb6f05211505bf,記事の削除・修正依頼などのご相談は、下記のメールアドレスまでお気軽にお問い合わせください。[email protected]