事件概要：近年、日本の婚姻数は継続的に減少しています。2024年には微増が見られるものの、ピーク時の1972年からは半減以下です。結婚相談所の専門家、勝倉千尋氏によれば、多くの若者が結婚願望を持っている（未婚男女の8割）が、マッチングアプリの普及により恋愛の先に結婚があると考えるのは誤りとされています。マッチングアプリが普及したことで、恋愛が軽い娯楽となり、結婚につながりにくくなっているという指摘があります。

コメント：現代の結婚事情に鋭く迫るこの記事は、多くの人が見逃している問題の核心を暴き出しています。マッチングアプリの隆盛がロマンティック・ラブを解体し、恋愛と結婚が分離された現実は、制度面や社会的背景を考え直すきっかけとなるでしょう。この事象の本質的な問題は、個々の人間関係が瞬間的かつ表面的になることで、長期的なパートナーシップの価値が見失われてしまうことです。この課題に対する解決策として、まずは教育現場での人間関係の築き方に関する基礎教育の強化が挙げられます。次に、企業やコミュニティにおける健全な出会いの場を意図的に増やす施策が考えられます。そして、マッチングアプリが果たす役割を見直しつつ、より責任ある関係構築を促すガイドラインを作成することが求められます。これらの取り組みを通じて、再び恋愛と結婚を統合し、真のパートナーシップが育まれる社会の実現を目指すべきです。

ネットからのコメント

1、昔はある程度の年齢で独身だと周囲から変人扱いされて、会社でも既婚者で子供がいないと出世しにくい状況だった。結婚に不向きな人でも結婚したくない人でも、ある程度の年齢になったら世間体を考えて結婚した人は多かった。また独身向けのサービスも充実していなかった。今は独身でも世間が変人扱いしないし独身向けサービスが充実しているからこの人と結婚したら自分の自由がなくなると考えたら独身を選ぶ人がいる。それに結婚したら配偶者の両親、兄弟姉妹、親戚が嫌いでも長い付き合いが生じるリスクがある。

2、アラフィフ未婚男性です。元々結婚とか恋愛に全く興味なく一人でいる（たまに同性の友だちと会う）のが好きなので、コロナ禍以降は特に職場の飲み会もなく個人的なことも聞かれることが減りましたし飲み会があっても表面上の雑談や仕事のことしか話しませんし、趣味の一人旅していても不審に思われないし、独り身にとっては生きやすい社会になりましたね。

3、結婚ばなれは本当ですよ。昭和の「いつかは結婚したい」＝「生活の為に20代のうちに結婚するので、適切な相手を選んでいます」の意味だったけど、現代の「いつかは結婚したい」＝「魂で繋がった運命の相手と出会って、意気投合できたら結婚したい。

別に、来世でもいい。」っていう意味だから。祖父母や親世代みたいに色々問題含みな結婚生活がしたいわけじゃないんですよ。まず、自分の生活や夢やトキメキが大事です。「運命の相手」じゃないなら、画面越しの推しで十分なんですよ。

4、今の若い世代は一人っ子が多く、生まれた時から男女平等で育ち、成人しても自由に生きる道を選択しています。 何故ならば、結婚すれば男女平等の考えが崩壊し、稼いだ金も自由も失うからです。 多くの若い人は、一人でネトフリやゲームを楽しむ人生を満足します。このように男女共に、恋愛と結婚はコスパが悪いと敬遠するので、少子化問題は解決しないでしょう。