この記事は、年末年始に向けてSNSの投稿に関して注意を喚起する内容です。情報リテラシーの専門家、小木曽健氏らが、旅先や帰省中の場所を特定されるリスクについて、その背後に潜む危険性を説明しています。特に、無意識に撮影した写真に含まれる情報が個人特定に繋がる可能性があることが指摘されています。具体例として、電柱の番地表示や道路標識、マンホールなどが挙げられています。
また、タピオカドリンクやサングラスに映り込む情報も注意が必要です。さらに、室内の写真では、レジ袋やレシート、薬袋、備え付けの家具などが個人情報特定に利用され得るとされています。また、ネット上では“SNS特定屋”と呼ばれる個人特定を請け負う者が増えており、依頼主の要望に応じて個人情報を特定するビジネスが存在することも報じられています。投稿する際には、一旦立ち止まって自分の情報がどの程度漏れているかを確認し、特にリアルタイムの投稿は避けるべきだとされています。

この問題は、現代の情報化社会における個人情報の管理の不備を露呈しています。情報の発信が容易になった反面、その影響範囲や悪用のリスクについての認識が追いついていない状況には危機感を抱かざるを得ません。特に、SNS特定屋のような存在が台頭していることは、法律や制度がこの事態に対応しきれていない証拠でもあります。
まず一つ目の解決策として、個人情報の特定を目的として悪用する行為に対してより厳しい法律を導入する必要があります。次に、SNSのプラットフォーム自体が、ユーザーに対してプライバシー保護に関する意識を高めるための教育やツールを提供すべきです。そして三つ目として、ユーザー自身が情報発信前に個人情報が含まれていないかをチェックする習慣を培うことが求められます。我々の選択と行動が引き起こす影響を自覚し、デジタル空間における自己防衛意識を高めることが重要です。これを怠ることは、個人の安全だけでなく、社会全体の安全をも脅かしかねません。
ネットからのコメント
1、子どものピアノの発表会などの習い事や、家族旅行、学芸会や運動会の動画なども特定に繋がりやすい。世にも悍ましいが、モラルに欠けたモンスターは少なからずいるのが現実だし、そもそもSNSは本当にリスクが高い。記事の様に一般人が配信しているネットの動画や画像から個人情報を読み解こうとする輩は少なくない。気の毒ではあるが、他人に自己を示すことは、普通の人だけではなく「異常者」やモンスターにも知られることになるケースだと思う。
少なくとも、わざわざ自分から私生活をSNSで晒す必要はない。
2、反射した風景から場所を特定・・・あるあるですね。他にも、あまり知られていませんが、ガラスにうっすらと反射した人や景色を復元する技術も存在します。裸眼だと写真を見てもわからないのですが、窓ガラスが写っている部屋の写真を特殊な方法で解析すれば、部屋の様子がわかるのですね。他にも、電子レンジや冷蔵庫のドアノブなどの金属部分に反射した部屋の景色を復元することもできます。金属類やガラスなどの反射する素材を写真に写して、インスタなどにアップしないことが大事だと思います。
3、タピオカって話ではなく、個人的に芸能人など仕事で顔出しの必要があれば別だけど、全くの素人個人がよくネットに顔を出せるなぁって思う。今って生成AIで顔を加工したり、動画、画像と作りたい放題で誰かとトラブルになって恨み買ったりすれば、嫌がらせの為に自分の顔画像と特定の場所とか何かと一緒に写っている事実無根の画像を生成されたりするし。まぁここまで用心している人は少ないだろうけど、犯罪組織には個人情報は漏洩してると考えるのが妥当だろうから、その情報と顔が紐づいたら身分証とかまで偽造されてしまう。
4、ラーメン屋とかお店で料理の写真撮ってる人いるけどその日のうちにSNSを検索したら、「あぁ、あの写真撮ってた人はこのアカウントなんだ」ってなんとなく分かるだから自分は日にちをずらして投稿するあとイベントとかで大観衆の中から撮影した写真も、後ろ側から同様の画像を上げてる人がいたら後ろ姿だけど、特定されそうだと思う
引用元:https://news.yahoo.co.jp/articles/1670c19e41870dff6162703ecebe0397744010e5,記事の削除・修正依頼などのご相談は、下記のメールアドレスまでお気軽にお問い合わせください。[email protected]