西武ライオンズの今井達也投手に関するMLBでの獲得レースにおいて、ここ最近の報道によれば、ニューヨーク・ヤンキースが撤退の意向を示し、シカゴ・カブスも1億9000万ドル（約296億円）という予想される契約額では手を引く可能性が高いとされています。これは、日本人選手の成績予測が困難であることが背景にあります。たとえば、山本由伸投手の成功は予想を上回るものでした。

カブスが動く場合は市場が鈍化し、値段が下がった場合に限られるとの見方も示されています。一方で、ヤンキースも既に多くの大型契約を結んでおり、さらなる大規模な契約は予期されない状況です。

この状況は、野球界における日本人選手の評価の難しさを浮き彫りにしています。ポテンシャルは高いものの、予想を超えるパフォーマンスが求められるため、多額の投資に慎重にならざるを得ません。まずは、契約の適正評価システムを改良し、特に日本とMLB間で活躍が期待される選手に対する事前評価の精度を上げることが必要です。次に、球団は、長期契約のリスクを軽減するための新しい契約モデルの導入を検討するべきでしょう。また、日本の野球界とMLBが連携して、選手の国際的なパフォーマンスデータを共有する仕組みも構築すべきです。このようにして、日本人選手が適正に評価され、世界での選手移籍が円滑化されることを期待します。

選手一人ひとりが真の実力を発揮できる環境を整えることは、野球の国際化を実現するための不可欠なステップです。

ネットからのコメント

1、一つの指針となるのが沢村賞だ。日本の投手で同賞を複数回獲った人達は、皆メジャーで活躍している。野茂、田中将（その他多数）などだ。もちろん山本由も同賞を複数回獲っている。いささか、同賞の選出基準は古い（完投をメインにしている点など）が、年間を通して活躍しなければ選出されない。それを考えると、今井は獲っていない。何か彼は過大評価されている気がする。

2、同じパリーグ出身でもダル、マー君、山本なんかは成績がズバ抜けていましたし、それぐらいの成績ならポスティング額が高額になるのは理解できます。その3人と比べてみると今井はランクがかなり落ちますし、実力や成績から見ても同じ西武出身の菊池より少し高いくらいのポスティング額が妥当ではないかと正直思います。

3、8年総額1億9000万ドル（約296億円）か。メジャーリーグの先発投手の年俸は上がり続けていて、クオリファイング・オファー（QO）を受け入れて26年の契約をした今永は2026年は34億円。

先発ローテーションの１番手の投手なら年俸40億円越えは珍しくなくなっているので少なくとも先発2番手として機能するなら年平均37億円は妥当な金額だと思うが、まだメジャーでやったことない選手に8年契約は長いね。千賀のような5年契約でもリスキーかもしれない。今永のように3年くらいなら契約するチームがあるのでは。

4、吉田の5年もなかなかうまく行ってない。2～3年で抑えたほうが球団としては現実的だろう。結果がでればのオプションで上げればいいし、年数を獲得すれば良い。投資だから難しいけど。千賀も難しくなってきてるし。どの選手も故障で調子を崩している。言えることは1年目からのすごい活躍はないと見た方が良い。がんがりたい気持ちもわかるが、1年目は頑張りすぎない方がいいと言える。環境になれるのが優先事項だから。３Ａなど下から上がってくれば問題ないのだろうが。162試合、時差、食事、移動、中4～5日、マウンド状況、球場の違いなど、日本人がいきなりこれに慣れるのは無理がある。タフな山本でも1年目は慣れがメインだった。

佐々木に関しては、離脱してしまった。