2023年1月23日に放送されたABCテレビの『探偵!ナイトスクープ』の内容が原因で炎上騒動が発生。依頼者の阿部家長男が「ヤングケアラー」との誤解を受け、家族への誹謗中傷が広がった。この事態を重く受け止めたABCテレビは2回にわたり声明を出し、1月30日に会見を行った。取材では、阿部家の子供たちは自主性を持って協力し合う家庭であることが判明。手伝いにはお小遣い制を導入するなど「強制」や「育児放棄」とは無縁の環境と確認された。しかし、ネット上に流布した情報により、家族は心ない批判に苦しむ結果となった。現在も長男は誤解や噂による心労に悩まされており、家族全体に影響が及んでいる。

この出来事は、テレビメディアの過剰演出と、それを受けた視聴者の反応による社会的影響の悪循環を如実に浮かび上がらせています。
まず、ヤングケアラーへの関心が高まる中で、番組が無意識に誤ったメッセージを送り視聴者を先導してしまった点は批判すべきです。その背景には、感情を煽る編集方針が視聴率のために優先された現代のメディアのあり方があると言えるでしょう。さらに、ネット社会では、断片的な情報が拡散され誹謗中傷へと発展しやすい構造が問題を加速させています。
本質的な課題を解決するには以下の取り組みが求められます。
制作側は問題提起や現状分析をする前に、正確性や取材の透明性を担保する。SNSプラットフォーム運営者は、誹謗中傷やデマ拡散への迅速かつ厳正な対応を強化する。視聴者自身が情報を批判的に受け止め、感情的に反応することを抑制する教育の重要性を認識する。一つ言えるのは、家庭内で自主性を育む仕組みや温かい交流がある家族が、不用意な情報の氾濫によって傷つけられるべきではないということ。デジタル社会において私たちは、情報の受け手として、そして発信者としての責任を再認識し、今後同様の悲劇を防ぐ意識を共有するべき時です。
ネットからのコメント
1、良いご近所に恵まれていますね。何となくですが…受験に備えて素晴らしい性格の長男をアピールしたかったのかも知れないなと思う記事です。その代償はあまりに大きかった。本当に普通の親なら決して息子を責めずに後のケアを宜しくお願いしたい。
2、母親のSNSが本心ではなく、多少盛っていたり、照れ隠しや関心を引こうとしたものだったのならそこを反省し、あとは家族内の問題だから周りがどうこう言うことではないのだが、テレビの出演や、SNSでの発言の影響力をよく考え方が良いとは思います。
3、長男は小さい頃からそのように育てられてきてるから、それが普通だと思うだろうし、自分がおかしい、大丈夫なのか?と思うのは当たり前。僕も5人兄弟の長男だったから、確かに、弟や妹のめんど見たり、オムツ交換してあげたりした事はあるけど、それはたまに。この長男は毎日の様に母親、父親代わりとしてやってるなら、それはヤングケアラーと言われてもしたかが無いと思います。多少の演出として放送されたかもしれないが、あれを放送した後どういう反響があるのかは考えてもわかるでしょ。
番組も番組だし、親も親。
4、先日ノブコブ徳井さんのヤングケアラーとしてのインタビュー記事を読んだけど、渦中にいる本人はヤングケアラーの自覚なかったらしいし、長男が「そうは思わない」ってのも事実だとは思うが、だからといって普通の家庭かっていうとそれは違うと思う。長男だけが家事を担ってるわけじゃないと弟妹が言ってるのだって、長男だけがヤングケアラーじゃなく兄弟全員ヤングケアラーってことかもしれないし。とはいえ良いご近所さんに恵まれてるなとは思う。事実であれ誤解であれ、報道をそのまま受け取っちゃいけないよ、普通に接してあげてね、と言える人が傍にいてよかったと思う。
引用元:https://news.yahoo.co.jp/articles/1697dd9c79817619c0932f943657677ddc0a8863,記事の削除・修正依頼などのご相談は、下記のメールアドレスまでお気軽にお問い合わせください。[email protected]