中国が台湾を包囲する形で軍事訓練を実施したことに対し、米国の連邦下院から30日に糾弾声明が出されました。同声明では、この訓練を「意図的挑発行為」と位置づけ、地域全体の平和と安定を脅かす試みであると批判しました。共和党のムーレナール議員と民主党のクリシュナムルティ議員によると、中国共産党の行動は、地域秩序を武力で再編しようとする意図を持つもので、米国はこれに対抗するためにパートナー国と協力を続けるとしています。

一方で、トランプ大統領は静観姿勢を示し、一部では米国の台湾への大規模武器販売が中国側の行動に影響を与えたとの見解も出ています。

この事件における批判するポイントは、多くの観点から問題を提起します。台湾周辺での軍事訓練は、ただの訓練という枠を逸脱し、地域の安定を脅かす明らかな覇権行動です。中国のこの行動は、国際社会のルールを無視し、力による秩序の再構築を目指すものとして厳しく非難されるべきです。この問題の本質は、現行の国際法や多国間協議体制が中国の覇権的行動を抑制できていないことにあります。こういった軍事力誇示は、単に台湾を脅かすだけでなく、インド太平洋全体の平和を害します。これを解決するためには、まず第一に国際社会は一致団結して中国のこのような挑発行為を断固として拒否すべきです。第二に、各国は台湾への防衛協力を強化し、中国の軍事的圧力に対抗するための具体的な支援策を講じる必要があります。

そして第三に、外交交渉を通じて平和的解決を追求するための舞台を形成することが求められます。力による支配を許容すれば、その犠牲になるのは我々の未来であるという事実を直視しましょう。

ネットからのコメント

1、政権自体が糾弾するとハレーションが大きくなるので、議会がそれを行なうという事であると思いたいけど、今の政権と議会の関係を考えるとどうなのだろう。高市総理の台湾有事発言を中国側に立って批判を繰り返す野党やオールドメディア、自称有識者が幅を利かせている日本よりは遥かにマシだとは思いますが、、。何れにしてもアメリカも日本などに展開している以上は対岸の火事という訳にはいかないと思うので毅然とした対応を取り続けてほしいと思います。

2、トランプさんはどうしても中国に大量の大豆を買ってもらわねば成らない選挙上の事情が有るのでしょう。　自由と民主主義を守る大義よりも商売やディールが先に立つのでしょう。　しかし議会は流石にアメリカですよ。真っ向から中国を非難して居ますからね。　トランプさんのこの態度をアメリカ国民や日本や当の台湾はどう見て居るでしょうね。

　しかし台湾には1兆７千億円の武器の売買契約にはサインしたトランプさんですが、頭は商売しか無いのでしょうね。　武器は支援するが米軍は出ては行かないよ!　でしょうから日本もトランプさんを信じ過ぎるのも危険でしょう。

3、アメリカという国の現在のこういった状況を見聞きするにつけ、トランプ後に期待したい気持ちは確かにあります。ただトランプのような人物が大統領に選ばれてしまったとのもアメリカという国の事実である事を考えれば、安全保障だけでなく経済その他すべてに亘ってこれまで通りのおんぶに抱っこのような関係の危険を思わざるを得ません。GHQの敷いた伏線があたかも平和の概念であるかのように思わされてきたこの国在り方、それは見方によれば大人として成長出来ていない依存症のようなものですが、そういったものの脆弱さから一日も早く脱皮せざるを得ない環境に迫られているのが今の日本だと思います。20～30年前であればこんな事を言った途端に軍国主義への回帰と非難されたものですが、安全保障面だけでなくすべてに亘り国の在り方を冷静に考えねばならない状況が来ていると思います。

その上での平和の在り方を考えたいものです。

4、まだ議会や裁判所は民主主義の根幹を持っている。トランプ大統領はなんでも金にこだわる。ウクライナを引き気味なのもお金注ぎ込んでみいかえりが殆ど無く復興にもお金がかかるのでロシアの停戦案を呑もうとして居る。民主主義を守るべきアメリカが手を引いてはならないウクライナのロシア公邸攻撃は嘘だと誰もが思っているこんな嘘をつかなければならないとは相当追い詰められて居る。本当に事実ならロシアの防空識別圏が機能していない重大な問題だと思う