中国外務省は、日本や欧州諸国が台湾周辺での中国軍による大規模軍事演習に懸念を表明したことに対し、強硬な抗議を示しました。林剣副報道局長は31日の記者会見で、「台湾独立勢力や外部勢力による中国の内政への干渉を黙認し、中国の主権保護行動への批判は不当」と主張。さらに、「一つの中国」の原則を順守するよう各国に要請しました。ロシアや北朝鮮など支持国の存在を強調する一方で、東部戦区は台湾周辺で行った軍事演習の終了を公式に声明しました。
この出来事は、国際社会における軍事的緊張の顕在化を示しています。

中国による台湾周辺での大規模軍事演習は国際社会において重大な懸念事項です。今回の行動は、地域の安全保障を脅かすのみならず、一つの中国の主張を強調するための軍事力行使を前面に押し出したものと言えます。これにより、台湾の人々や周辺国はさらなる不安を抱えざるを得ない状況に置かれます。
問題の本質は、国家間の外交において軍事力が先行し、対話による解決が後退している点にあります。加えて中国が支持国を強調する姿勢は、国際的な孤立を回避する一方で、分断を助長する危険性をはらんでいます。
解決策として、まず国際社会は統一的な立場を取り、中国を含む全ての当事国に対話と平和的解決を求めるべきです。第2に、軍事演習の頻度や規模を制限する国際規制の策定が不可欠です。
第3に、台湾海峡を中心とした地域での危機管理メカニズムの導入を急ぐべきです。
国家システムが強者の論理ではなく公平な協力の場として機能する日が来ることを願いつつ、私たちは持続的な平和と安全を追い求める必要があります。
ネットからのコメント
1、台湾を包囲するような中国の軍事演習に反対の意向を示した西側諸国に対して、中国は事実認識を誤っているのではないでしょうか。つまり、中国の台湾を包囲するような軍事演習に「断固反対」するのは、台湾はもとより、日本やEU諸国などであることを認識する必要があると思います。核を保有する中国は、世界の平和を維持する立場の常任理事国でありながら、非核保有国の台湾や日本に軍事的な挑発を繰り返す行為は決して正当化できるものではありません。常任理事国である中国とロシア、北朝鮮の行為によって国際秩序を乱すだけでなく、安保理が機能不全に陥っている事態を重く受け止めるべきです。
2、中国側報道官のコメントも新鮮味が無くなりワンパターン化しつつあります。国内経済はボロボロ、一帯一路に絡む国以外からの外交賛同は得られずと、中国共産党は内外から追い詰められている風に見えます。
そうなると中国という国が、健全な議論を可能とする相手ではなく、会話が成立しない無敵の存在であるということに、いよいよ意識を向けるタイミングなのかも知れません。逆ギレした習近平政権が暴走しないよう、各国監視強化の下、緩めずにきつく縛らないデリケートな対応が求められます。とても面倒くさい国です。
3、中国外務省も、ロシアや北朝鮮、イランなど数十カ国が「さまざまな形で中国の立場への支持を表明している」と強調するな。危ない国家ばかりじゃないか。よくもまあ、国名を挙げることができたものだ。しかも、世界195ヵ国の世論調査をしたら、中国の今の姿勢に反対が3/4にもなるんだから。
4、中国を支持している数十カ国って国際的に問題ある国ばかりじゃないですか、だいたいにして武力で解決しようとする考えこそが軍事国家でありとても認めることが出来ないものでありそれが平和国家としての懸念なのだから当然でしょう。
引用元:https://news.yahoo.co.jp/articles/377aa78242a4959143d4ab433dee43e5f07532e2,記事の削除・修正依頼などのご相談は、下記のメールアドレスまでお気軽にお問い合わせください。[email protected]