この事件では、海外のモスクを撮影した映像が「大阪で早朝に大音量で流れるアザーン」として虚偽の説明が付けられ、SNSで拡散されました。このデマ動画は、ツイッターやTikTokで30万回以上表示され、「追い出せ」や「侵略者」などのコメントが寄せられていますが、実際はニューヨーク州のモスクの映像を使ったものであることが確認されています。
大阪のイスラミックセンターは、このような事実に基づかない情報によって非難されることへの悲しさを表明し、分断を招く偽情報の拡散をやめるべきと訴えています。
この事件はインターネット上でのデマ拡散の典型例です。現代社会では情報の速度と広がりが驚異的ですが、これを利用して特定のグループや文化を攻撃する行為は、社会の調和を壊します。まず、メディアリテラシーの強化が求められます。個人やコミュニティは、情報を受け取る際にその信憑性を疑うことを忘れてはならず、SNSプラットフォームは、誤情報の拡散を防ぐためにさらなる対策を講じる必要があります。さらに、デマを意図的に拡散させる行為に対する法律的制裁の検討も不可欠です。そして共通の価値観である寛容と理解を育むことが、社会の分断を防ぐ鍵となります。この事例は、偏見が根深い問題となることを示しており、相互理解の重要性を再認識させます。
ネットからのコメント
1、デマだとバレても「実際にこういう事があった」「普段の行いが悪いから本当の事だと思った」「こうやって叩かれるようになったのは今までの積み重ねが~」こういう言い訳をしながら叩くのを継続するのが定番の流れ
2、嘘を拡散し特定の宗教を非難する事は恥ずべき行為である、なぜ被害を受けた宗教がさらに非難されなければならないのか、弱っている者に対し追い打ちをかける行為ではないか、わが身に置き換えて考えられないのか。
3、明らかにAIで生成したような不自然なフェイク動画でも気がつかない人が多い感じですよね。今後は嘘が横行する社会になりそうでほんと怖い。
4、イスタンブールに1週間ほどいた際は、早朝も含め決まった時間にアザーンは大音量で流れてましたね。家の近く(神戸北野)に日本最古(開設1935年)のモスクもあり観光名所ですが、こちらは隣にマンションができてからはアザーンは外に流さなくなりまして、周辺住民とのいさかいもなくきちんとしてはります。
引用元:https://news.yahoo.co.jp/articles/b422edfb0c222fb86fe3bc1265f27d053dcb886c,記事の削除・修正依頼などのご相談は、下記のメールアドレスまでお気軽にお問い合わせください。[email protected]