米連邦議会下院の共和、民主両党の議員は、中国による日本への威圧的行為を非難し、日本の対応を支持する共同決議案を19日に提出しました。この決議案は、上院が17日に提出した同様の案に続くもので、中国軍機による自衛隊機へのレーダー照射や、日本への渡航自粛要請について、「軍事的威嚇や経済的威圧を行っている」と指摘しています。また、トランプ政権の中国への配慮に異論が拡大しており、大統領に対してインド太平洋地域の同盟国と連携し、中国の威圧に対抗するよう求めています。

中国による威圧行動に対して、アメリカの議会が超党派で非難の声を上げたことは極めて重要です。トランプ政権が中国批判を避ける姿勢を見せる中、強固で透明な外交政策が必要とされています。トランプ政権の現状は、国際社会におけるアメリカのリーダーシップを弱めつつあり、このままではアジア太平洋地域の安定性が脅かされる可能性があります。まず、アメリカが行うべきは、1)同盟国との緊密な連携を強化し、統一した対中方針を確立すること、2)国際法を基に中国の行動を法的に制約する策を検討すること、3)経済的制裁など具体的な圧力を通じて中国を改革に向かわせることです。この対抗策により、自由で開かれたインド太平洋の実現に向けた一歩を踏み出せます。アメリカがリーダーシップを発揮し、民主主義と国際法の原則を堅持することこそ、国際的な信頼を再構築する鍵となるのです。
国際社会が期待するのは、断固たる行動を通じて平和と安定を追求するアメリカの姿勢です。
ネットからのコメント
1、いくらトランプが経済重視で、中国に配慮したがるとは言え、このような事態でも明確に日本サイドに立たない姿勢のアメリカ政府に不信感を覚えていたが、両院の議会が非難決議を提出してくれて少し安心した。あとは可決されるのを望む。それにしてもトランプ以前のアメリカは、完全では無いにしろ自由主義国のリーダーとして振る舞っていたが、自国の為なら同盟国も敵に回す様なトランプの出現で見る目が変わって来た。欧州ではウクライナを見捨て、アジアでは台湾や日本も、中国との併存の為には見捨てられるかも知れない。これじゃ長年日本ではタブーだった、核兵器保有の声が出てくるわけだ。
2、トランプ大統領としてはウクライナの件もあり、中露双方を同時に相手にするような最悪の事態は避けたい、という思惑もある気がしますいくら世界一の大国とは言え、この両国を同時に対処となると生半可な事では済まなくなりますしねそれだけに日本としてはアメリカ頼みにせず、欧州を始めとした他国との連携を更に密にしながら、日本は日本で独自の強固な防衛体制を粛々と築き上げることが大事だと思います
3、トランプ大統領としては来春訪中の予定もあり、経済的依存度の高い中国との関係を悪化させる事態は避けたい、という思惑があり沈黙はやむを得ないと考えます。それだけに日本としては日米同盟を過信してアメリカに依存しすぎることなく、EU、ASEAN諸国、インド、オーストラリア、カナダなどとの連携を強化しながら、独自の強固な防衛体制を粛々と築き上げることが大事だと思います。とは言え、米上下院超党派による中国非難と日本支援の決議案には感謝しかありません。
4、米は余地していると思うが、早く気ずいててほしい。 中の本当の敵は日本ではない。米なのだ。バトルしたいのではなくアジアから米を追い出し、日本を狙いアジアで主権を取る事が本当の目的だ。台湾取得は手段なのだ。そうならない為にも台湾含めインド太平洋を守らないといけないのだ。
引用元:https://news.yahoo.co.jp/articles/63d8abca02632ad908511b7114873f843de20217,記事の削除・修正依頼などのご相談は、下記のメールアドレスまでお気軽にお問い合わせください。[email protected]