東京地検特捜部は2024年9月から12月の間、中堅証券会社「三田証券」の元取締役仲本司容疑者(52)ら3人を金融商品取引法違反容疑、つまりインサイダー取引の疑いで逮捕しました。容疑者はニデックが牧野フライス製作所に株式公開買い付け(TOB)を実施する未公開情報を知り、牧野フライスの株式計約33万株を約23億円で買い付けました。ニデックは2025年4月にTOBを開始しましたが、牧野フライスが対抗策を実施表明し、翌5月に計画を撤回しています。

インサイダー取引の発覚は、金融市場の透明性と公平性を根底から揺さぶる重大な事件です。この事件では、未公開情報を利用した取引が33万株、総額23億円に及ぶものであり、規模の大きさも際立っています。
こうした行動は金融商品取引法を明確に違反しており、競争原理を歪めるものと言えます。
事件の本質は、情報管理体制の甘さと倫理観の欠如にあります。企業と証券会社の間での情報共有を監督する仕組みが不十分な点、そしてトップマネジメント層における法遵守意識の欠落が背景にある可能性が大きいです。このような行為が許容される環境では、同業者間の信頼も、投資家からの信頼も大きく損なわれます。
再発を防ぐためには、まず未公開情報管理に関する法律の執行強化が必要です。また、企業・金融機関双方が情報漏洩防止の強化に努めるべきで、専任監査部門の設置や政府による定期的な監査の実施が有効策となります。さらに、取引に関わる者へ持続的な倫理教育を施すことも欠かせません。
インサイダー取引は資本主義の理念に反する行為です。今回の事件が、市場をよりクリーンで信頼できる場所へ導くきっかけとなることを強く望みます。
ネットからのコメント
1、証券会社側がTOBの未公開情報で23億円分買って逮捕って、そりゃ市場が白けますよ。こんな分かりやすい事件が出た以上「氷山の一角」と思われない(思っていますけどね)ように、社内の情報管理と売買監視(役職者・親族含む)を徹底して、処分まで見える化してほしいですね。
2、「やっぱり出たか」という感じ。インサイダー取引はダメ、これは当然だし厳しく処罰されるべき。でも今回の件を見ていて強く感じるのは、こんなものただの見せしめみたいなもので本当に氷山の一角なんだろうな、という白々しさ。TOB絡みの未公開情報なんて、証券業界や投資銀行周りにいれば、どこかしらで「耳に入る環境」にあるのが現実。その中で実際に立件・逮捕されるのは、ごく一部だけ。どうしても「見せしめ的に摘発されただけでは?」という疑念が拭えない。真面目に情報を拾い、ルールを守って投資している個人が馬鹿を見る一方で、情報に一番近い立場の人間が裏で抜け駆けして巨額を動かしているとしたら、市場への信頼なんて育つはずがない。 本当に市場の健全性を守る気があるなら、たまに派手に捕まえるだけでなく、「やったら必ず捕まる」と思わせるレベルの監視と摘発を、もっと広く・継続的にやるべきだと思う。
3、こういうことしてるから株価が正しくない日々になる。証券会社員が証券会社内でズルした場合厳罰にしていいのでは?本来の相場ではない歪めたのだから。
証券会社員じゃなくても同様だが。国会議員も自分の立場を悪用して不正行った場合も厳罰するべきだが、相変わらず揉み消し、踏み倒し有耶無耶が目立つ。
4、23億円の買い付けは、会社がやった買いなのか、個人の買いなのかどっち?個人で23億円買うのはさすがに無理か?それとも、信用買いで23億円分個人で買ったのかな?新聞記事にこういった部分も記載して欲しい。
引用元:https://news.yahoo.co.jp/articles/0f94f392a9f859a77c194cfd25541ce1b78b63ea,記事の削除・修正依頼などのご相談は、下記のメールアドレスまでお気軽にお問い合わせください。[email protected]