2025年5月に設立された新興政党「チームみらい」が、8日に投開票された衆院選で初挑戦し、11議席を獲得しました。同党は人工知能(AI)を活用した「デジタル民主主義」を強調し、候補者の平均年齢39.5歳と若さを売りにした点が特徴です。また、医療費負担の見直しやAI・ロボット技術の活用による人口減少対策を掲げ、政策面で他党との差別化を図りました。一方、消費税減税を公約にしないことが国政政党としてユニークで、新しい価値観を提示したと言えます。党首・安野貴博氏が比例代表で初当選し、その得票率は2.56%に達し、政党要件を満たしました。

チームみらいの衆院選での躍進は新しい政治の形を模索する意義深い一歩ですが、その政策内容には慎重に検討するべき点が浮かびます。まず医療費負担割合を高齢者にも一律3割とする方針は、迅速な財源確保には寄与するものの、高齢社会の実状に対する配慮が乏しく、現場の混乱や高齢者層の経済的困窮を招きかねません。
また、若いメンバー中心の構成は新鮮ですが、政治経験が浅いことで複雑な行政課題への対応力が懸念されます。さらに、「分断をあおらない」という理念に反して、医療費や世代間政策での負担分配に潜在的な対立を生む可能性があります。
解決に向け、議論を深めるべき具体的提案として以下を挙げます。
負担増を段階的に導入し、現場の適応を支援する緩衝策を展開する。定期的な外部評価を導入し、政策が国民全体にもたらす影響を数値で検証する。若手中心の構成にベテランを補佐役として加え、多角的な視点で政治実務を展開する。「分断をあおらない」という理念に正しく応えるには、具体的かつ柔軟な政策構築が不可欠です。感染症や労働環境の変化が加速する現代で、「誰も取り残さない政治」を体現できるかどうかが問われます。チームみらいの挑戦には期待がありますが、それが無責任な革新に終わるか、真の変革へと昇華するかは、これからの行動次第です。
ネットからのコメント
1、医療費の高齢者も含めて基本3割負担にした方がいいとずっと思っていました。まさか批判を恐れず、それを公約に掲げる政党が現れるとは思っていませんでした。
高齢者がほとんどいなかった昔はよかったんです。ほんの30年前は全員1割負担でした。でも団塊の世代が定年退職し高齢者になるにつれ、どんどん医療費は高くなりました。そして現役世代の負担もどんどん上がりました。これはさすがに高齢者にもそれなりに負担してもらわないと成り立ちません。至極真っ当な主張でとても支持したいです。
2、ホームページ見ると、やりたいことがはっきりしていて(しかも他の政党と毛色も異なる)良いなと思った。自分は都会も田舎も経験しているけど、なかなかチームみらいは地方に候補者がいないのは分かっている。一方、彼らのやりたいDXなんかはむしろ地方に必要なんだよね。是非頑張って欲しい。
3、企業勤めの人が多いから感覚が私達と似ているんですよね。高齢者の医療費負担を3割に、社会保険料を下げるというのもチームみらいのメンバーだからこそ出てきたものだと思いました。長く政治の世界にいる人や元アイドル、スポーツ選手の人たちは企業勤めの経験がないから国民と考え方が離れている気がするんですよね。
企業が1番重視していることは利益をあげること。このビジネス思考は政治の世界でも大切になると思います。もちろんそうはいかない(いけない)時もありますが。
4、高学歴が政治家に向いているかは解らないけど、AIやITなど労働人口が減る中、安易に外国人労働者を迎えるより、日本の強みを活かしやれるところまでやる必要はある。また、高齢の政治家に見られる地方特有の世情の無知や権力や既得権益の執着などが薄いのではと期待するこれからの日本を担う世代の目線で頑張ってほしい。
引用元:https://news.yahoo.co.jp/articles/216e8df877f1fd920daa83ab508e7f24b86840cd,記事の削除・修正依頼などのご相談は、下記のメールアドレスまでお気軽にお問い合わせください。[email protected]