福島県いわき市のいわき信用組合が関連する不正融資事件が報じられました。同信組は預金者に無断で口座を偽造して279億8400万円の不正融資を行い、その内25億5100万円が外部へ流出。この流出分には反社会的勢力への口止め料としての9億4900万円も含まれます。また、信組は金融庁に事実と異なる形での報告を行った疑いがあり、保存が必須の重要情報を破壊していたことも判明。昨年10月から改善命令を受けて一部業務の停止措置が取られましたが、財務省東北財務局は信組と元役員らを協金法違反の疑いで福島県警に告発を予定しています。

この事件は、多くの問題を内包しており非常に深刻です。まず、金融機関として預金者の信頼を裏切り反社会的勢力へ資金を提供したことは倫理的にも許されるべきではありません。次に、金融庁への虚偽報告や証拠の隠滅が明らかとなり、その法規範の完全な破壊は許しがたい行為です。
そしてこれら一連の不正が長期間黙認されてきた背景には組織としての監視体制の欠陥があることも、事態を悪化させた要因でしょう。
この問題を根本的に解決するためには、第一に、内部統制を大幅に改善することで不正を未然に防ぐ仕組みを確立する必要があります。第二に、金融庁をはじめとする監督機関は検査能力と監視体制を強化し、定期的な独立した外部監査を義務付けるべきです。さらに、反社会的勢力への資金流出を防ぐために一層の法的規制を強化し、違反の厳罰化を進める必要があります。
信用組合の存在自体が金融の安定や地域社会への貢献という使命を担っている中、このような事件はその信頼を根底から覆すものです。今後同様の事案を防ぐためには、社会全体で金融業界の透明性確保に向けた改革意欲を共有し、毅然とした行動を取ることが求められます。
ネットからのコメント
1、やってることが酷すぎて、そのへんのよくある不祥事(という言い方もアレだが)とは比べ物にならないお取り潰しは不可避なんじゃないかと思うんだけど、既存の融資契約はどうするんでしょうねこんなのを法人ごと吸収するなんで絶対嫌だろうし、過去の融資の審査も一切信用できないし、かといって個別に審査し直すのは負荷が重いし公庫とかである程度は繋ぐんだろうけど、地元の中小零細に影響出ないだろうか
2、多少、金融機関業界を知る者ですが、いわき信組はただただ異常ですよ。無断借名から不正融資、不正融資から外部流出・反社に資金提供・大口融資先に資金提供・横領損害の補填等。現場の誰かがやったレベルではなく、完全なる組織犯罪。恐ろしいのが、時系列的に、組織的不正が先でそれから反社に脅された、という点。脅されて犯罪に手を染めたわけじゃなく、そこでなお観念せず不正を続けるために反社に大金を払った。そこに同情の余地はありません。厳罰を。
3、過去に類例のない大問題ですねプルデンシャルもいわき信組も不正の桁が違い過ぎて金額がただの数字に思えてくるなどちらも何人くらい逮捕者が出るのだろうか
4、いわき信用組合は、震災後の特例で受けた公的資金200億円のうち、60億円を2026年度を目途に先行して返済する計画を発表しました。(福島テレビ1/16)借金返済までは潰させない策略を打ってからの刑事告発。こんな狡猾な護送船団がまだ許されると思っていることが最大の驚きです。
引用元:https://news.yahoo.co.jp/articles/ddb1c0cdde35bc62ea3c4ba9fc5caa63bcb4ebb2,記事の削除・修正依頼などのご相談は、下記のメールアドレスまでお気軽にお問い合わせください。[email protected]