神田神保町の名物書店である三省堂書店が、建物老朽化に伴う建替えを経て、2026年3月に新装開店する予定です。旧本店の閉店は、ネット通販の急成長と経営難も背景にありました。新店舗は以前の70%規模で、書店内の書架をテーマ別にデザインし、本との偶然の出会いを演出する工夫を凝らす一方で、収益安定のために物販テナントやオフィスフロアを併設。本の価格を変えられない法律や販売手数料の低さにより、亀井社長は出版業界全体での価格改定を求めています。

書店業界は長らくネット通販の猛烈な台頭に直面してきましたが、「本の値段を上げる」という発言は、現状の困難さを端的に示しています。しかし、この問題の本質は複雑です。一つ目は「再販制度」や「著作権法」など、日本特有の出版流通制度が時代の変化に追いつけていないこと。
二つ目は、古い書店経営モデルが、賃料や人件費の上昇、オンライン書籍の普及といった外的要因に対して柔軟に順応できなかったこと。三つ目は、読書人口の減少が著作物の供給サイクル全体を蝕んでいる点です。
これらの問題を解決するためには、以下が必要です。まず、書籍販売価格の柔軟性を一部導入するという立法や規制の再点検。次に、書店自身が「書籍の販売」だけでなく「知のプラットフォーム」として体験価値を向上させる、多角的な収益モデルの構築。最後に、教育現場や地域コミュニティとの連携を強化し、読書習慣を根付かせる取り組みの推進が挙げられます。
神保町という独自の文脈を活かしながら、三省堂書店がただの書籍購入の場を超え、人々の知的冒険を誘う空間となることを期待します。出版業界全体で課題を共有し、行動することが文化の再興に繋がるでしょう。
ネットからのコメント
1、本の値段は上がってますね。そして本屋がどんどんなくなってる。確かにネットで買えるけど、大きな本屋に行って好きなジャンルの棚を眺めながら読みたい本を探したり、新刊コーナーで探したりっていうのが読書家の楽しみの一つでもある。
予算の関係か図書館にもなかなか新刊が入らなかったりするし。若い世代は紙の書籍ではなく、手元の端末で電子書籍を読む人も増えてそうだし。
2、総合書店が王道を貫く覚悟は立派だと思うが、その「王道」から真っ先に削られるのが、心のオアシス、エロ本コーナーなんだよ。昔は三省堂だって、堂々と一角に置いてあって、背表紙を眺めるだけで血圧が下が…いや上がったものだ。最近はどの書店に行っても扱いが減って、あっても隅っこに数冊。都内を歩き回ってエロ本を探す身にもなってほしい。ネットだ電子だと言うが、紙の重みとインクの匂いがあってこその読書体験だろうに。50〜60代男性が多い街なんだから、知の渓谷の片隅に「煩悩の洞窟」も残してくれたら、通う回数は確実に増えると思うんだがね。
3、総合書店に行くと、ジャングルを探検しているかのようにドキドキワクワクする。多くの書籍が並び、行く手を遮り⋯こうした感覚はデジタルでは体験できない。でも、宝物を見つけ出した時の達成感と言うか快感はリアルに嬉しい。
4、漫画やライトノベルみたいな続き物だと良くわかるけど、同じ作品でもこの5年で税別100円ちょっと上がっていて、これに消費税が足される。
1冊なら良いけど数冊買うと馬鹿にならない、買い控える人も出ると思う。
引用元:https://news.yahoo.co.jp/articles/4c952596deb0edc4e36e01192b047c653c56f1e7,記事の削除・修正依頼などのご相談は、下記のメールアドレスまでお気軽にお問い合わせください。[email protected]