岐阜県の大垣市民病院で、看護師が患者の臓器の写真をSNSに投稿するという事件が発生しました。写真は今年10月に女性看護師のSNSアカウントに投稿され、同アカウントは許可されたフォロワーのみが閲覧可能で、写真は24時間後に消える設定でした。問題となった投稿には患者の個人情報は含まれていませんでしたが、病院が調査を行った結果、9月に私用のタブレット端末を無断で手術室に持ち込み、臓器の写真を撮影していたことが判明しました。
看護師はこれを「仲間に見てもらいたい」という動機で行ったとしています。病院はこの行為を倫理上不適切とし、看護師を口頭で注意しました。

一見、看護師の行動は特定の倫理基準に反しているように見えますが、この事件の本質は、公的機関や医療専門職における倫理教育の欠如にあります。医療現場では、個人のプライバシーと患者の権利が最優先であり、写真撮影やデータの取り扱いについての管理体制が不十分であることが浮き彫りになりました。今後改善すべき点として、まず、病院全体での倫理教育プログラムを強化することが不可欠です。また、医療従事者全員に対してデジタルデバイスの使用に関する具体的ガイドラインを設けることで、再発防止を目指すべきです。さらに、違反者に対する処罰規定を明確にし、信頼を取り戻すための努力を続ける必要があります。
倫理規範とは患者の尊厳を守るための指針であり、その軽視は医療全体の信用を揺るがしかねません。この機会に改めて倫理の重要性を再認識し、改善策を講じることが求められます。
ネットからのコメント
1、私が10年前に看護学生だったとき、某看護学生か看護師が受け持ち患者さんの切除した臓器を「グロ注意」とかいう言葉とともにSNSに上げて炎上したという話を授業で聞きました。たしかそれも岐阜の話だったような。それが不適切なことだなんて、倫理の授業を受けなくても分かるのが普通だと思いますし、分からない人は医療従事者の適性がないんです。看護師になる前に適性のなさが分かればいいんですけど難しいですね。
2、不衛生なタブレットを持ち込むなんてあり得ないでしょう。医療機関ではいて欲しくないが、口頭注意だけですか…。そんなことができてしまうということは、他にもやっていたのでは?他に持ち出したものがないか調査するべきだと思う。
3、臓器といえども個人情報。許可がない限り守秘義務違反です。同院職員であっても、SNSj自体が外部機関であるので守秘義務違反となり得るでしょう。
同業としても言い訳せず反省して欲しいと思う事案です。
4、なんで、口頭指導だけで済まされんだ?あまりにも甘いだろう!本人は、無断でオペ室にタブレット端末を持ち込んでおり、さらに、臓器を写して自身のSNSにあげたとなれば、公務中に知り得た内容を外部に意図的に漏洩させたということになるため、完全に地方公務員法違反になるのではないかと思われる。本件は、懲戒処分が妥当である。
引用元:https://news.yahoo.co.jp/articles/e8d38867cef1eb65d26a8a995b9e043c0ad8bfe7,記事の削除・修正依頼などのご相談は、下記のメールアドレスまでお気軽にお問い合わせください。[email protected]