神戸地方検察庁は、「NHKから国民を守る党」党首の立花孝志被告が関与する一連の事件について、書類送検された「名誉棄損」「脅迫」「威力業務妨害」の疑いに対し、嫌疑不十分で不起訴処分としました。問題は去年11月、立花被告が奥谷謙一兵庫県議の自宅前で演説を行い、SNSなどで虚偽の情報を投稿したとされることに端を発しています。奥谷県議は捜査に感謝しつつも、不起訴処分に落胆し、民事訴訟を提起する意向を示しました。
また、立花被告は他の事件でも追送検されていますが、これに関しても起訴猶予となっています。

この事件を通じて顕在化した問題は、公共の場でもっともらしく演じられる「事実確認なき断罪」の蔓延です。公共の役割を持つ政治家がその力を歪んで行使する場合、社会は著しい混乱に陥ります。深刻化するこの問題の根幹には、制度の穴と曖昧な法の運用があり、複雑化する社会状況に対応しきれていないことがあります。まず第一に、政治的演説における事実確認プロセスの強化が急務です。次に、SNSでの虚偽情報を初期段階で検知し是正するプラットフォームとの連携も必要です。そして、偽情報や名誉棄損に対する罰則の見直しが求められます。この事件を機に、私たち社会は真実と道徳を重んじ、情報発信の自由を濫用することなく、透明で公正な社会の実現を目指すべきです。
ネットからのコメント
1、家の前に大勢の人が集まって、選挙運動と称して「奥谷出てこい!」などと叫び声をあげ、それに同調する人々の叫びや笑い声が聞こえてくる。これが正当な選挙運動なのか?議員でない家族にとっては恐怖だろうし、議員であるからといってプライバシーを侵害するような行動が許されていいはずがない。これだけの映像や文書の証拠がありながら不起訴処分とは、どういうことなのか。議員相手なら日常生活を脅かすような行動も構わないということか。今回の処分で、N国のような連中の行動にお墨付きを与えて、似たような連中が勢いづくようなことにならなければいいが。
2、不起訴は政治活動中の発言ということもあるのかな?選挙活動でもないのに、突然知らない人が一般人の家の前で拡声器を使って「隠れてないで出てこい」と連日叫んで不起訴なのだろうか?そういう話なら、国民の安全を守るための法というものは何のためにあるのか?と疑問にも思います。やったもの勝ちで被害者が泣き寝入りすることがないようにして欲しい。
3、県議、という立場ならではの不起訴ですか、残念です。
おっしゃる通り、民事でどうなるか、訴訟で見解を見てみたいですね。とにかく、卑劣極まりないと感じますので、徹底的に追及していただきたい。
4、ネットという不特定多数を警察も検察も敵に回したくないのでしょう。「竹内逮捕」については、警察のメンツに関わる問題なので起訴したが、それ以外(斎藤知事や百条委のこと)については、自分たちがネットで叩かれる側になりかねないから、触らないのが賢明、という判断がはたらいたのではないかと想像します。確かにそれぐらい、知事選当時のネットの誹謗中傷はひどいものでした。警察や検察の保身的で弱腰な姿勢も大問題ですが、同時に扇動に同調したネットやSNSの責任も問うていかないと、問題は解決しないと思います。
引用元:https://news.yahoo.co.jp/articles/82b2839c3bad5944d525149abb2d0b0ea35abaca,記事の削除・修正依頼などのご相談は、下記のメールアドレスまでお気軽にお問い合わせください。[email protected]