事件概要：立憲民主党は、高支持率を維持する高市政権との対決を試みる中で、反転攻勢の糸口をつかめず苦境に立たされています。野党支持層の分散による影響や二大政党制の後退に伴い、政権交代を目指す次期衆院選での浮揚は困難な状況です。今夏の参院選での「事実上の敗北」に続き、臨時国会でも成果を出せず、内閣不信任決議案の提出すら見送りました。

他方、日本維新の会や国民民主党は政策面で一定の成果を収め、報道各社の世論調査で野党各党の支持率は横並びの状況が続いています。12月には情勢調査を実施予定とされ、党内には執行部への不満も噴出する中、立民が主張する「中道リベラル」の路線が政権交代につながるか注目されています。

コメント：立憲民主党が現状から抜け出せない要因は、単なる高市政権への対抗姿勢や政権批判のみではなく、具体的な政策ビジョンの欠如とリーダーシップの乏しさにあります。執行部が掲げる「中道リベラル」の方針も未だ曖昧で、支持層の離反を招くリスクが存在します。問題の本質は、政権交代を目指すための基盤作りよりも目先の政党間の対立に重きを置きすぎ、大局観が欠けている点にあるでしょう。

今後必要なのは、以下の三点です。第一に、現実的かつ明確な政策の提示、たとえば社会福祉や経済成長の観点から具体的な成果を追求すること。

第二に、既存野党との連携強化により、中道勢力の結束を主張する形で「対抗勢力」としての明確な存在を示すこと。第三に、国民目線での問題解決能力を訴求し、日常生活に即した政策に焦点を当てること。

もしこれらが実行されなければ、立憲民主党の主張は単なる空論に過ぎず、国民の失望を招くだけです。期待されるのは、党としての矜持を明確にし、国民が信頼できる選択肢を提示すること。この変革なくば、立憲主義の真価も失われかねません。

ネットからのコメント

1、何が中道リベラルだ。NHK日曜討論での立憲岡田氏の「政府が・・国民感情をコントロール」するという発想は中国共産党と変わらない。しかも党を挙げて高市発言への批判ばかり。立憲は明らかに左派だ。親族のイオンGが中国で手広く商売する岡田氏の発言は中国関係者として利益相反と見なされる可能性もある。しかも事は日本の安全保障に関わる問題。岡田氏が中国問題を国会議員として追求するのは不適切なのだ。岡田氏の「国民をコントロール」発言に何ら対応しないなら、立憲は中国共産党と同じ国民を統制する全体主義の党とみなされるだろう。

次の選挙でボロ負けすることは間違いない。

2、なぜ立憲は支持率が低迷しているのか、分かっていない。国民が何を望んでいるか、全く分かっていないので、相変わらずヤジや揚げ足取り、そして政策に関係ない批判等を方針としている。この様な政党を支持するは、1部の人達に限られるのではないですかね。共産党やレイワもしかり、なぜ自分達の党は支持率が低迷しているのか、国民目線ではなく自分達目線で考えているからだと思う。自民党は決して褒められた政党ではない。問題を起こして批判されているが、支持率は大幅に下がっていない。国民は右派や中道そして左派など思想を支持しているのではない。国民が望むのは毎日が楽しく安心して暮らせる社会だ。

3、来年はうま年だ。全国を走って回り、存在感を示したい・・野田氏。国民への説得力の無い言葉に残念感しかない。何をゴールにしたいのかが分からないのでは馬だってくたびれます。党内が分裂しててはまとまらないのも分りますが、批判だけでなく公約の実現が必至の課題だと思います。２位・３位にこれだけ引き離されたら挽回も厳しいかと・・。

4、立憲としたら難しい立ち位置になってると感じます。昨年は共産党と共闘する形で立憲共産党と揶揄されるぐらいに近づきましたが、全くと言っていいほど票をを取れなかった。これを象徴するのが昨年の都知事選と兵庫県知事戦だったと思う。都知事選では蓮舫さんを擁しても石丸さんの台頭で得票が3位・兵庫県知事戦では反斎藤知事派とマスコミと一緒に選挙戦を戦った感じに見えたが、結果は開票後のゼロ打ちで負け。開票速報の報道番組はお通や状態。あと、立憲では目玉な政策が見えてきません。ある一部の意見をきくのではなく国民全体が何を欲してるかに耳をきいて自党の政策に反映するしかないのでしょう。これを上手くしたのが国民民主。最初は極小さな政党でしたが、今では看板政策の178万円を達成しました。支持母体が同じなので国民民主に吸収される形まで考えないと浮上はしない感じがします。