事件概要：2025年開催の第21回M-1グランプリでは、優勝した「たくろう」を含む決勝進出コンビが印象的な漫才を披露しました。中でも注目されたのは衣装戦略。優勝コンビ「たくろう」のボケ担当・赤木さんは、ネタのキャラクターに合わせ渋い柄シャツを着用。他方、「ドンデコルテ」の渡辺さんはダークブラウンのクラシカルなスリーピーススーツで説得力ある世界観を構築。

衣装の役割が漫才内容への没入を導いた一因とされ、審査員もそのギャップを評価。視覚的要素が短時間の印象形成に寄与したとする分析が示され、衣装の重要性がクローズアップされました。

コメント：近年の漫才は、言葉やネタだけでなくビジュアル的な要素も含めた「総合的なプレゼンテーション」として進化しています。優勝した「たくろう」の衣装選択には、自分たちのキャラクターを視覚的にも強調する工夫が見られ、これが視聴者を一瞬で世界観に引き込む力を発揮しました。一方、「ドンデコルテ」はクラシカルなスーツで社会的なギャップを巧みに活用し、ネタの説得力を倍増させました。これらはビジネスマンに通じる重要な教訓を含んでいます。「どう見られたいか」を設計する姿勢が、瞬時に信頼や親しみを構築する鍵となる。この視点を取り入れることで、漫才もビジネスも視覚と内容の両面でより最適化可能なのです。

視覚的情報を取り入れた戦略的印象づくりから学ぶことは多いと言えるでしょう。

ネットからのコメント

1、見た目は人の第一印象を9割決めるなんて話もありますからね。自前のファンだったり、売れてしまえばその人のキャラや性格がわかってる状態なのでそこまで気にしないかもしれないが、まだまだ知られていない状態ならそのキャラや漫才の内容に沿った衣装して客に少しでも情報量を流した方が良い。2連覇した時の令和ロマンのくるまも「ラスボス感があるスーツ（イブサンローラン）」にしたと語っていたので、衣装は演出の大事な部分となり得るし、笑いに直結する大事な部分だと思います。

2、大吉さんも言ってたけど、ネタをものすごい量稽古してると思うのにまるで即興で絞り出したみたいな返しが絶妙に面白かった。ビバヒル、ナンシーてなだぎさんと友近。赤木さんはゆずの人、木村さんは滝藤さん似！て思ったけど一気にたくろうの世界に引き込まれて大爆笑しました。おめでとうございます。頑張ってください

3、衣装！なるほど、と読んでて納得。面白い考察でした。「耳の穴かっぽじって聞け」という番組で、吉本の講師さんが「ぼる塾のあんりは、はじめスーツでやってたけど女の子らしい可愛い服でやった方がいいよ、とアドバイスしてからステージ受けが良くなった。

」と言っていたのを思い出しました。お金が無い、とか無頓着でそこまで出来ない人もいるのかも…でも人前でパフォーマンスしる立場なら大事ですね。

4、たくろうは個人的にはM-1ではサンドウィッチマン以来のツボだった。顔が滝藤賢一（きむらバンド）とゆず岩沢（赤木）で、赤木のあの独特のトーン、タイム感、ワードチョイスは反則レベルだったわ。奇声あげたり奇妙な動きや早口でまくし立てるなど、自ら笑いに引っ張り込む力技が皆無。何が面白いか考えなくてもいい。とにかく爆笑した。