ホワイトハウスの東棟が23日までにほぼ全て解体された。トランプ大統領が7月に発表したボールルームの建設に伴うもので、当初は既存の建物には手を付けないと言及されていたが、工事開始からわずか4日で取り壊され、その速さが話題となっている。東棟は1902年に建設され、大統領夫人の執務室や訪問客の玄関口として利用されてきた。新たなボールルームは約1000人を収容できる規模で、費用は当初よりも1億ドル増えて3億ドルの見込み。
ヒラリー・クリントン氏はこの決定を批判している。

この突如として行われたホワイトハウス東棟の解体は、一連の制度的な欠陥を浮き彫りにしている。まず、歴史ある建物が行政権限によってあまりにも容易に消滅させられる事態は、国民の遺産保護に対する無関心を示している。また、この改築の費用は予算規模を増大させているが、その経済的負担が誰にのしかかるのかを具体的に説明されていない不透明さが問題だ。さらに、過去の建造物に対する準備状況や考慮すべき操作がなく、建築的文化財への配慮の欠如を感じる。このような状況を改善するために、歴史的建造物の保護に関する法整備を行い、国民の意見をより強く反映させる制度改革が必要だ。また、予算と使用目的に関する透明性向上を図り、それを国民に対して明確に説明する責任が求められる。
以上を通じて、単なる空間の刷新以上に、公共の資産としての価値を尊重する態度が求められている。
ネットからのコメント
1、酷い。これは本当に酷い。ホワイトハウスは本当にアメリカにとっては象徴的な歴史的建築物。一度イギリスとの戦争で焼き払われたものの、後に再建されて外壁を白く塗った事からホワイトハウスと呼称されるようになった。数々の歴史的大統領の住まいで有り、大統領の執務の中心。美しいその姿の片側を破壊してしまった。そしてその後に建つのは宴会場でありダンスホールであるボウルルーム。すでに美しい事で有名だったバラ園「ローズガーデン」もトランプは壊してしまい、ガーデンパーティ用の場所にしてしまっている。どんだけパーティー好きなんだろう?アメリカ人として馴染みが有り、そして誇りの象徴だったホワイトハウスを、一個の人間の趣味嗜好で取り壊して変更してしまったトランプ。本当に独裁的に物事を進めている。大丈夫かアメリカ?あと3年も続くぞ!
2、歴史的建造物を破壊し、新設するボールルームの建築費は支持者やトランプのポケットマネーから賄われるということらしいが、トランプが言っているだけでどう錬金するのかはいまだに不透明だ。
アメリカ人が選んだ大統領なので、何が起きてもアメリカ人の自業自得となるだろうが、こうやって歴史的建造物も個人の嗜好で壊されれば、取り返しがつく話ではなく、トランプを支持しないアメリカ人には気の毒でしかない。
3、王様の御言葉は凄いものと痛感しておりますが、その御言葉を用いて、王様に就任される時にのたまわった、ウクライナの戦争を一日で終わらせる。という言葉を実現していただければ誠にもって幸いに存じます。
4、古い政治的な建物や公的な建物というのは、兎に角「小さい」。日本だと、国会議事堂や有名な北海道の時計台などがまさしく。付帯設備などは改善がそれなりに出来るが、大きさだけはどうにもならない。とはいえ・・・日本のように狭い国土、狭い街中ならば「改修」しか選択肢が無いのは分かるが、アメリカならば「既存のホワイトハウスは残して新しい建物を」という選択肢があったように思う。ここまで強引な行動に出なくても良かったように思うが・・・
引用元:https://news.yahoo.co.jp/articles/2cc6c6dd3e235ff5d4e276cd6ece1dc68d413cda,記事の削除・修正依頼などのご相談は、下記のメールアドレスまでお気軽にお問い合わせください。[email protected]