高市早苗首相は24日に衆参両院の本会議で初めての所信表明演説を行った。自民党が少数与党である中、与党席からの声援と野党席からのヤジにより議場は騒然とした。「静かにしろ」という与党側の逆ヤジが飛び交い、一時演説が止まる場面があった。高市首相は「政権の基本方針と矛盾しない限り、各党からの政策提案をお受けし、国民の政治への信頼を回復するための改革に全力で取り組む」と述べたが、野党からは「裏金を解決しましょうよ」といったヤジが続き、議場は混乱した。

連立を組む日本維新の会からも積極的な応援があり、自公連立政権時代とは異なる光景が広がった。

この状況は、政治の成熟度を問うものです。議場でのヤジや騒然とした空気は、国会の議論が感情的になり、本質的な問題解決が遅れる一因となります。制度の欠陥や議論文化の改善が求められる背景には、政治家が個々の利益や党派を優先し、公共の利益を後回しにするという根深い問題があります。この状況を打開するには、まず、政治家たちの意識改革が必要です。具体的には、議論文化の成熟による冷静で建設的な議論の促進、メディアや国民による監視強化、そして教育を通じた政治リテラシーの向上が鍵となるでしょう。この騒乱は、政治が感情によって支配されるのではなく、理性と公平性に基づくべきだという強烈な対比を示しています。成熟した民主主義は、感情に流されず、国家の真の利益を考える必要があります。

ネットからのコメント

1、石破やめるなのデモ隊の人たちが高市やめろデモに変わっています。これらの人たちは石破さんや公明党は利用しやすかったけどそれだけ高市さんに脅威を感じているのです。どこぞの国も同じことを言っていることからその共通項にそろそろ国民も気が付く時が来ました。

2、高市氏は民主的な選挙で選ばれて日本の総理大臣になっている。その発言を大声で遮るというのは、民主主義を否定する行為である。野次をしたのは立憲民主党の岡田さん、水沼さんらということだが、自らも発言を野次で遮られてもいいということなのだろうか？私は中小企業に勤めるしがないサラリーマンだが、私の勤め先のブラック企業の昭和の生き残りばかりが集まったみたいな会議でさえ、誰も人の話を大声で遮ったりはしない。日本の国会は非常に民度が低いと感じる。

3、例えば学校、講堂や体育館などで校長先生が前で話をされてるとき、誰かヤジを飛ばしたりすることはありますか？絶対にありませんよね。あるとすれば、よほど荒れてる学校。つまり、国会をはじめとする、議会でヤジを飛ばす議員のレベルというのは、実はその程度。

勉強が出来るからといって賢いわけではないという、いい例。先生の話は静かに黙って聞く、言いたいことがあるなら発言の機会を求め、許可を受けてから発言する。そんな当たり前のことができない議員。皆さんにもう一度聞きますが、あなたの学校や会社で、誰かが発言してるときにヤジが飛ぶ、そんなことがありますか？

4、ヤジっても何も解決しないし前には進まない。裏金と称する議員も自民党籍を離れた者もいるし、既に有権者から信任を得てる。公明の代表や立憲の安住も裏金だが批判されたり、党から厳しい処分を受けたとは聞いたこともない。マスコミの刷り込みで国民が自民党に険しい目を向けるがこうした野党の議員をも批判するべきだ。綺麗な政治が望ましいのは分かるが後ろ向きの議論ばかりでは政治は前へ進まない。新しい内閣の下で国民に開かれた議論を経て国民のための政策実現を図る事の方がよほど建設的だ。