2023年10月24日、橋下徹弁護士はX(旧Twitter)で、鈴木憲和農水大臣の発言に対し批判的なコメントを投稿しました。小泉進次郎氏の後任である鈴木大臣は、農水省の価格への関与について「政府の立場ではすべきでない」として、米価高騰への具体的な対策を示さず、需要に応じた生産を重視する姿勢を示しました。鈴木大臣は、米の価格が5キロあたり4000円を超える現状を認識しつつも、増産や備蓄米の放出に否定的であり、価格は市場で決まるものとしています。
橋下氏はこれに対し、「生産量への関与は価格への関与」と指摘し、政府の方針に対して「野党は突っ込むべきだ」と強調しました。

今回の状況は、政策決定における透明性と責任を問うものです。農水省の姿勢では、市場原理に価格決定をゆだねることから、農業者と消費者が価格高騰による負担を強いられる可能性があります。
農水省が市場に全面的に依存することは、価格変動のリスクを放置するも同然です。まず、短期的には備蓄米の適切な管理と市場への効果的な放出が求められます。次に、中長期的には企業と農家との連携を深め、需要調査を活用した生産体制の改革が必要です。そして、価格安定のための補助金制度の拡充も視野に入れるべきです。市場原理の尊重は重要ですが、政府の具体的な介入がなければ生産者も消費者も得をしません。政策と市場の調和が、より公正な農業市場を育む鍵となります。
ネットからのコメント
1、長年、政府が関わって失敗し続けた農政に逆戻り。品質の良い日本のお米の販路拡大し、且つ非効率な部分を改善していかないと農家に将来はない。政府が関わるべきところは、世界に輸出できる様にする事であり、効率化のためにどの様なサポートが必要かを真剣に取り組んでもらいたい。
2、自民が農家を大切にするのは大票田だからなのだろうが、本当に必要なのは効率的な農業で国際競争力を上げていくこと。低価格でもしっかり成り立つ農業法人がもっと増えないと。農家を守ってばかりでは食糧安全保障は守れない。
3、高市支持の方からすれば、鈴木大臣の発言を好意的にとらえたいのかもしれないが、一般的な理解力からすれば、やはり米の価格上昇を是認している発言にしか取れない。高市総理になり、これから物価対策に期待している国民にいきなり不安感を与える発言であったと思う。若い初入閣なので、変に張り切ってしまったのだと思うが、言葉は選ばねばならない時期であるし、もし、真意が伝わっていないというのであれば、真意が一般国民に伝わるように丁寧に説明する機会を持つべきだと思う。
いきなり高市総理の足を引っ張りかねない発言だ。高市総理に抜擢してもらった身内が足を引っ張ってはいけない。慎重になってほしい。高市政権は最後の砦くらいに考えている国民も多いのだから。
4、国内米を高級米に格上げすると、消費者は安い外米に向かうと思うよ。流通量が増えれば、国産米を買う量は目減りするから相対的に大した儲けに繋がりません。消費そのものが減る恐れもある。日本の米文化が無くなるとは思えないけど、し好が変われば日本の米農家は生き残れない。犠牲になるのは、いつも末端の生産者。
引用元:https://news.yahoo.co.jp/articles/077d0acf99ea057389fcf4ff1ab5682778a27f5f,記事の削除・修正依頼などのご相談は、下記のメールアドレスまでお気軽にお問い合わせください。[email protected]