事件概要:
2024年、第104代首相に選ばれた高市早苗氏は初の女性首相として話題を集めています。彼女が率いる自民党は、公明党との連立解消により、政治的存続が危ぶまれる状況の中、日本維新の会と連携し政権維持を決定。一時は1993年の「非自民連立政権」の再現が噂されましたが、高市氏の「安倍晋三を継ぐ女」とのイメージが重荷となり、自民党内外で支持を集める課題が浮き彫りに。
評論家の與那覇潤氏は、平成時代の政治手法が令和の時代背景に適応できるのか疑問を呈し、メディアの影響力や政治家のイメージに議論を呼びかけています。

コメント:
女性として初の首相となった高市早苗氏ですが、その就任がこれまでの自民党の政治構造を進化させるものか、後退を招くものか、早急に見極める必要があります。新政権の船出に期待を抱きつつも、日本維新の会の取り込みや連立の力学は、多くの疑問を投げかけます。政界の停滞した秩序を壊し進歩的な改革をもたらすべき場面でありながら、「安倍晋三を継ぐ女」という印象が過去の政治手法と結び付けられ、より保守的な方向に進む恐れがあります。
本質的な問題は、政党間の利害調整が真に国民のためのものではなく、短期の権力維持のためだけに行われている点にあります。公明党の離脱に際し、根本的な議論よりも勢力維持のための戦術が優先される状態は、国会全体が政策実行の場よりも政争の場となる悪循環に陥っている証拠といえます。
解決策としては、以下が求められるでしょう。
各政党は権力の奪い合いから脱却し、根本的な政策課題へと議論を移行する。メディアと政治家の関係を見直し、イメージ操作よりも実績を重視する基準を設ける。政党間の透明性を強化し、長期的な国益を見据えた連立交渉を公開する制度を導入する。現状の迷走が続くなら、有権者からの信頼はますます減少するでしょう。一部のキャリアやイメージ頼みではなく、令和政治の真価は「何を変えたか」によって実感されるべきです。これまでの流れを逆転し、進歩的な政治実現が求められる船旅へ期待したいものです。
ネットからのコメント
1、ネットでは高市総理になれば全てバラ色的なコメントも多いが、期待値が高すぎるように思う。期待値が高いと失望も深くなるのは世の常。物価対策は期待できないし、ガソリン暫定税率も2月に先延ばし。むしろ円安を容認するような発言もある。総裁選前には、関税の再交渉との発言もあったが今は沈黙。熱狂的な支持層がやがて負担になるのはトランプ氏とMAGAの関係に似ている。冷静に、具体的客観的な事実に基づき、ロジカルに政策と結果を見ていきたいと思います。
2、安倍さんは外交でトランプ政権とはゴルフなどで仲良しになったがアベノミクスの効果がほとんどなんだったのか解らない、ビッグマウスで押し切ったイメージが強く、都合の良い政治の主導権を握っていた政治家だと思う。統一教会の関係や森加計問題の中心に居た事実、政治献金推進派で裏金キックバックの土壌を築いた政治家です!高市総理大臣は安倍政治の継承としてアベノミクスを前提に強い経済を掲げているが大丈夫なのか?ほとんどの国民はそんな事を望まず今一番必要としているのは超物価高である!給与を上げれば物価高が更に強まる負のスパイラルに落ち入ってる現状の改善ではないか!直近で気になるのが農水大臣の米の価格は市場原理に任せる無責任な発言、米は国民の主食であることを忘れてはならない!
3、面白い論評だった。平成から令和にかけてはまさに日本が衰退する元凶になった政治問題が幾つも起きた時期。その時代を経験した政治家が首相を務める番が続いていることの功罪が語られるのはもう少し先だろう。高市首相に期待する声があることは理解できるところもある、だが総裁選から首班指名を経た政局の中身を見ればこの政権の本質と変わらない自民党という政党に何を期待するのかという気持ちしか持てない。
小泉政権から続く変わらない政治問題を検証も反省もなく抱えたままでは首相に誰がなっても同じ、政界再編の機会をまたも逸しただけでまた失われた時代を過ごすことになる。
4、いまの内閣は長持ちできないだろう。自民党内部の問題といよりも野党との妥協が思うままにならないことが多くなっていく。 そこで総理は国会の解散を宣言する。それまでの間野党も与党も粛々と準備して総選挙に臨む。
引用元:https://news.yahoo.co.jp/articles/9925eaa11597a9c34e39f2f84cae3726a930f754,記事の削除・修正依頼などのご相談は、下記のメールアドレスまでお気軽にお問い合わせください。[email protected]