17日の参院予算委員会で、高市早苗首相と立憲民主党の蓮舫氏が論戦。首相の国会出席、皇室典範改正、旧宮家男系男子の養子案、麻生太郎氏の議論参加の適否が争点となった。蓮舫氏は審議が数時間と短いと批判し、首相は9年がかり、国会議論も約2年と反論した。

皇室典範のように国家の根幹と国民統合に関わる制度を、与野党の応酬や政局の延長で処理してよいはずがない。首相が「9年がかり」と説明しても、国民に見える形で熟議された実感が乏しければ、手続きの正当性は弱くなる。問題の本質は、伝統か改革かの二択ではなく、重要制度を決める過程が不透明で、国民の理解を後回しにしがちな政治の体質にある。必要なのは、第一に有識者だけでなく歴史学、憲法学、女性史など複数分野の公開質疑を行うこと。第二に、養子案、女性天皇、長子優先など複数案の利点とリスクを政府が比較資料で示すこと。
第三に、各党協議の議事録や論点整理を公開し、利害関係が疑われる参加者には説明責任を課すことだ。伝統を守ると言いながら国民の納得を軽んじるなら、それは保守ではなく怠慢である。象徴天皇制を支えるのは密室の都合ではなく、開かれた信頼だ。
ネットからのコメント
1、皇族数確保案として旧宮家の男系男子を養子に迎える案が浮上しているが、養親の対象となる信子さまが、男系維持を強く主張する麻生太郎氏の実妹である事実は極めて重い。特定の有力政治家の一族が皇位継承や皇族確保の仕組みに深く関わる形になれば、そこに「政治的思惑や恣意的な要素」が入り込むのではないかと国民が懸念するのは当然だ。蓮舫氏らが国会でこの身内への配慮とも受け取れる不透明な構図に切り込み、厳しく追及することは、国家の根幹に関わる制度の公平性を守るために不可欠な役割である。政府側は「双方の自由意志に基づくため懸念は当たらない」と強弁するが、一歩間違えれば皇室の政治利用とも捉えられかねない論点だ。主観的な反論で煙に巻くのではなく、客観的で国民誰もが納得できるルールづくりと、透明性のある説明を強く求めたい。
2、皇室典範改正という国の根幹に関わる事案において、高市総理の対応はあまりに不誠実です。麻生氏の関与という公平性を疑われかねない火種を「適切に選ばれた」と一蹴し、メディアの論調も「所感を述べるのは控える」の一点張り。これでは、皇室のあり方を政権の恣意で動かそうとしているとの疑念を自ら助長しています。「丁寧な説明」を繰り返すばかりで、なぜその改正が国民の理解を得られるのか、真摯な言語化が全くありません。国会を国民の不安を払拭する場ではなく、説明を避けるための通過点としてしか見ていない姿勢こそが、政権の資質を問う問題です。歴史の重みよりも党内力学を優先するような対応には、強い危惧を覚えます。
3、蓮舫氏は、麻生氏の議論への参加を「政治利用」と指摘していたが、そもそも皇室に親族がいる議員は利益相反の原則で出席も発言も出来る訳がない。民間の重要会議では利益相反の原則は厳重に運営され、会議体の規則にまで言及している。国会議員はさておき、優秀な官僚がいるにも拘わらず利益相反の原則が国会で運用されていないことに驚きを隠せない。
4、麻生氏の妹である信子さまが養親となり得る制度について、政治的な影響を客観的に見て本当に生じないのか、また恣意的な養子縁組につながるおそれはないのかという指摘は重要だと思います。蓮舫氏が指摘したように、信子さまが養親となり得る制度を議論する場に、信子さまの実兄である麻生太郎氏が与党代表として参加していたことについては、利益相反や政治的中立性の観点から疑問を持つ人がいるのは自然ではないでしょうか。実際に政治利用が行われたと断定することはできませんが、そうした疑念を持たれないような制度設計や議論の進め方が求められると考えます。
引用元:https://news.yahoo.co.jp/articles/9e1e4e3d254807cc02f064ac1428f213c0165ecd,記事の削除・修正依頼などのご相談は、下記のメールアドレスまでお気軽にお問い合わせください。[email protected]