香川県立高松北高のフェンシング部顧問である39歳の男性教諭が、7月14日に部活動中の男子生徒に対して体罰を行っていたことが発覚しました。顧問は生徒の顔を3回平手打ちし、これにより生徒は口の中を出血しましたが、病院には行かなかったとのことです。この事件は発生後に学校から報告され、教諭は指導から一時的に外されました。県教育委員会は教諭を注意処分とし、11月1日から指導に復帰させました。
事件後、保護者説明会が開かれましたが、教諭への懲戒処分は行われず、その対応について専門家から疑問の声が上がっています。

今回の事件は教育界における体罰の根深い問題を浮き彫りにしています。県教育委員会が示した処分の指針に反して、体罰があったにもかかわらず軽い注意だけで済まされているのは異常と言わざるを得ません。診断書がなければけがとして認めないという論点は、結果として体罰の重大性を軽視することにつながります。具体的に改善するために、まず診断書の必要性を事前に全生徒と保護者にきちんと通知することが重要です。そして、体罰に関する報告や訴えが迅速かつ公平に処理されるための第三者評価機関の設置を検討すべきです。さらに、体罰を行った教員に対する厳格な処分を義務付けるよう処分基準を見直すべきでしょう。
体罰に対する責任を曖昧にしてしまえば、教育の価値が問われ続けてしまい、教育現場の信頼が失われます。今こそ、教育委員会が率直に問題の本質に向き合い、より適切な対応策を講じるべきです。
ネットからのコメント
1、いわゆる親告罪が成立していないという対応ですね。でもどうなんでしょうね、ここまで公になって刑事罰が問えないから懲戒処分しないってまずいのでは。昔と違って、暴力による教育はダメなんですよ。そもそも暴力暴行はダメなんですけどね。せめて倫理として判断すべきだと思う。あくまでも想像だが、ここまで処分が軽いのは被害者生徒と保護者から教諭の処分について寛大な措置を希望する陳情があったのかもしれません。そこも記事には確認してほしいと思いました。
2、小学生の頃、陸上のリレーの練習をしていて指導者からかなり強い平手打ちをされたことがあった。学校代表として選抜され、それなりに厳しい練習に取り組んでいた時のことだ。そんな雰囲気の中、私は友人に話しかけ、ふざけてゲラゲラ笑いながら走っていたのだ。しかし、厳しく叱られてからは、気が引き締まり練習に身が入ったおかげか、市内の大会で優勝することができた。
一連の出来事は、自分の親には当然話していない。話せば教師以上に厳しい叱責を父から受けるに決まっていただろうから。小学校の教員になった今、自分だったらどうしていただろうかと考えることがある。少なくとも体罰はないが、それに相当するだけの厳しい指導はしていただろうと思うのだ。私のような落ち着きのない子どもは、そうでもしないと物事に真摯に取り組むことの大切さを理解できなかっただろうから。
3、昔はこの程度の事は普通に有りましたよ。大概はふざけていた生徒が悪いとか、1回で済ませば良かったとかでしたかね。口からの出血がビンタによるものなら厳重注意です。中にはビンタ食らって鼓膜が破れたなんて事も…。当時に比べて今は良い時代です。このニュースの事例は体罰に名を借りた暴力です。元プロ野球選手で二軍監督の経歴を持つ方が仰っていますが、体罰は絶対に反撃が許されない中で行われる卑怯な手段だと。自分はこれを支持します。
4、>保護者からは指導ぶりを評価して歓迎する声の「ダメなものはダメ」っていうのが教育じゃないのか…?もちろん強くなりたい、試合に勝ちたい勝たせたいって生徒本人や学校、保護者やこの指導者本人も思っているんだろうけど、でもじゃあ「悪いことは悪いことだ」と、そこは線引きしてしっかりと懲戒を受けて、なおかつ体罰防止に向けた県教委からの指導を受けたほうがいいと思うフェンシングの教え方が良い、保護者も信頼している、だから許されるというのは違うと思う
引用元:https://news.yahoo.co.jp/articles/31ebf39c0ac50ccfceea2fbead05b2e47ba4b4a8,記事の削除・修正依頼などのご相談は、下記のメールアドレスまでお気軽にお問い合わせください。[email protected]