2023年10月24日、高市早苗首相は読売新聞のインタビューで、原子力潜水艦(原潜)の導入について「抑止力・対処力向上に必要な方策を検討する」と述べ、初めて導入の可能性に言及した。背景には、中国の海洋進出への対抗策として、日本がより広範な作戦範囲を持つ原潜を望んでいるという考えがある。現行の「非核三原則」では原子力を利用した兵器の議論はタブーとされているが、最近ではこの考え方が非現実的と見なされ始めている。
一方で米国は、東アジア安保の転換に伴い、日本の原潜保有に理解を示す可能性があり、日本が核武装へ進むことは現段階では難しいと予測される。

このような動きを見ると、日本が自国防衛のために新たな選択肢を模索していることが明らかだ。しかし、「非核三原則」という国是を覆す可能性に対しては慎重な議論が必要です。もちろん、中国の海洋進出への対抗措置として原潜が有効であるという主張も理解できますが、これが新たな軍拡競争を引き起こす危険性も否めません。まずは国際社会および国内で充分な議論を行い、日本の安保政策が持続可能で平和的なものであるよう心がけるべきです。具体的には、地域内での軍事的緊張を避けるための外交的努力を強化すること、環境に配慮した安全性の高い原子力技術の研究を進めること、最終的には非軍事的な方法での紛争解決策を模索することが考えられる。
これらのバランスを取ることで、日本が国際社会において信頼される安全保障戦略を構築できるでしょう。
ネットからのコメント
1、非核三原則は、全く関係ありません。艦船の動力源に、原子炉を使用するだけです。韓国も、20%低濃縮ウラン燃料の原潜を建造する計画があります。日本は、高市さんが発言しただけで、実行に移すには、高いハ―ドルがあり、簡単には、実現しません!そこで、提案ですが、ハイブリッド原潜はどうでしょうか? 発電のみ、研究炉を使い、推進は、通常動力プラス電池です。これだと、核不拡散条約には、抵触せず、国民の理解を得やすと思います。先ず、既存の技術を応用できます。
2、原潜を持つ必要性については私はどちらかというと否定的だが原潜のメリットを考えれば、今後必要とされる可能性は高く、原潜を持つことについての議論自体は続けても良いと思う。昔、沈黙の艦隊という漫画があったが、既に米国との間に密約があるかもしれない。かといって中国海軍が琉球諸島に展開する構図であれば、現状のディーゼル潜水艦を展開し待ち伏せした方が良いのではとも考える。
できれば原潜と従来型の潜水艦を両方配備できることが望ましいと思う。
3、原潜は「非核三原則」には抵触しません。艦船の動力源に、原子炉を使用するだけです。原潜の優位性、メリットは魅力です。一般の潜水艦ではバッテリー問題のため長距離作戦が不可能ですが、原子力を燃料とする原潜は日本近海を越えてインド洋や太平洋にまで作戦距離が拡張可能になります。また、一般の艦船より速度もはるかに速いため機動力の側面でも優秀です。これらを考えれば、今後必要とされる可能性は高く、原潜を持つことについての議論自体は本格的に始めるべきだと思います。導入後の運用としては、核を積むアメリカ原潜とそれを支援出来る日本原潜により、中国空母と原潜を抑え込むことが可能になると思います。中国に台湾侵攻や海洋覇権主義を思いとどまらせる為にも必要な軍備だと考えます。
4、特に周辺国の動向を見る限り戦略的原潜は必要な事態ですね島国である日本の防御戦略はやはり海が基本になります年単位で軍事行動を取れる原潜は日本でこそ必要な防衛力となります核を積むアメリカ原潜とそれを支援出来る日本原潜により中国原潜と空母を抑え込む事が出来るでしょう中国に台湾有事を思いとどめさせる為にも必要な軍備です
引用元:https://news.yahoo.co.jp/articles/9d1478fa13ff5751bd9b0d7526fbbb51a31aa0e7,記事の削除・修正依頼などのご相談は、下記のメールアドレスまでお気軽にお問い合わせください。[email protected]